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zoom RSS テーマ「思想」のブログ記事

みんなの「思想」ブログ

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「アーユルヴェーダ」
「アーユルヴェーダ」 「関節リウマチ・関節炎・腰痛を根本から改善する」という副題がついている。 ...続きを見る

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2017/08/12 09:09
『輪廻転生』(講談社現代新書)を読んで。
『輪廻転生』(講談社現代新書)を読んで。 宗教人類学の竹倉文人氏が書いている。筆者は1976年生まれで、一時予備校の講師をしていたが、現時点で、東工大大学院社会理工学研究科博士課程だという。 ...続きを見る

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2017/08/05 09:57
『トランスパーソナル心理学入門』
『トランスパーソナル心理学入門』 講談社現代新書。2014年10月16刷発行。諸富祥彦(もろとみよしひこ)著。教育学博士だそうだ。 ...続きを見る

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2017/07/29 08:03
『運のいい人の法則』
『運のいい人の法則』 英国の心理学者リチャード・ワイズマン博士が10年間の研究で、4つの法則に気が付いた。そもそも運は数学的に研究できるはずのものだ。数学そのものが人間のものの見方によっているだけで、人間のほうで勝手に論理的であると思い込んでいるだけの代物で、実際は文学などの直感的想像の範疇に入る代物だからだ。 ...続きを見る

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2017/07/08 08:51
『高次元科学』を読んだ
『高次元科学』を読んだ 「人間の数だけ大宇宙はある」と仮定すれば大して不思議でもなんでもない説だと思うが、なぜそういうことに触れられていないのかが考えさせられるところだ。「わが宇宙と汝の宇宙は別物」としては、希少価値がなくなるからだろうか。宇宙人がいようといまいと、本来別宇宙なのだからどちらもあって当然なはずである。説教などというものは、イエスのものにしろ仏陀のものにしろ、あるいはソクラテスや孔子のものにしろ、共同幻想の上に成り立っているものだ。共同幻想の元ではたいてい宇宙人など存在しないであろう。 ...続きを見る

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2017/06/17 08:48
絶望と歓喜〈親鸞〉
絶望と歓喜〈親鸞〉 角川ソフィア文庫の「仏教の思想」10を読んでいる。前回述べた荘子の無為自然と浄土教の自然とは深いつながりがあったらしい。浄土三部経の一つ『大無量寿経』が漢訳された時期が三国から西晋末までの老荘思想全盛期に当たっていることと、中国の学者の書いた注釈が本文に紛れ込んだようなこともあるそうである。 ...続きを見る

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2017/05/27 09:54
『荘子―古代中国の実存主義』を読んで
『荘子―古代中国の実存主義』を読んで 中公新書本。少し現代的解釈が行き過ぎているようにも感じたが、それでも『荘子とはこういう人柄だったのか』ということが伝わってきて読みごたえはあった。ただ荘子の原文が漢字以外はすべてカタカナで読みにくい。「そうし」と読むのが普通だが、孔子の弟子の曽子と区別するために「そうじ」と読むこともある。 ...続きを見る

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2017/05/20 08:30
『福沢諭吉の哲学』
『福沢諭吉の哲学』 全然知らなかったが、丸山眞男(1914−96)の書いた論文集7編を集めたものだという。 ...続きを見る

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2017/05/06 08:46
『プラグマティズム入門』
『プラグマティズム入門』 ちくま新書から2016年1月に出された。1949年生まれの龍谷大学文学部教授の伊藤邦武氏が筆者。アメリカのプラグマティズムの歴史と今について述べられている。3章編成でそれぞれ3節よりなっている。ワルツみたいなものだろうか。ワルツとどのあたりが強烈に違うのだろうか。人の意識には書物は音楽とも絵画とも異なる種類のもののように見える。 ...続きを見る

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2017/04/08 08:56
『ソシュールと言語学−コトバはなぜ通じるのか』を読んで
『ソシュールと言語学−コトバはなぜ通じるのか』を読んで フェルディナン・ド・ソシュール(1857−1913)といえば、現代言語学の創始者などといわれるのが常である。しかし、実際には、当時いまだ南北戦争を続けていた未開発の新興国家であった合衆国のプラグマティズムの祖チャールズ・サンダーズ・パース(1839−1910)の言語論のほうがはるかに緻密で完成されたものだったという。パース本人はだれが見ても不愉快な人物であったらしく、アメリカ国内でも長い間相手にされなかったようだ。そうしている間に風聞が固定してしまったものと思われる。戦後になってもパースは数学者... ...続きを見る

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2017/03/04 09:07
『デカルトの旅 デカルトの夢』を読む。
『デカルトの旅 デカルトの夢』を読む。 1989年に岩波書店から出された本の文庫化だ。2014年の文庫化に当たって筆者の田中仁彦氏は、「本書がはっきりとその誤りを否定した諸権威は今も相変わらず健在のようである」と書かれている。どこもかしこも旧体制が復活している。医療機関だけではないようだが、学問の研究世界は、まだ世間の金満勢力とは少し距離を置いているだろう。間接的なつながりは消しようもないのだろうが。 ...続きを見る

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2017/02/04 09:32
『ケルト神話の世界(上)』を読んで
『ケルト神話の世界(上)』を読んで ケルト人というと、どうもイメージはイギリスだが、歴史をさかのぼれば元来のアジトは今のスイスあたりにあったらしい。古中央ヨーロッパにやや広がったころのケルト社会を特に「ラ・テーヌ文明」とも呼びならわしている。さらにヨーロッパ全域へ広がり、最盛期はヨーロッパ全体の三分の二を占めていたという。農耕においても産業においても、ローマ人よりも進んでいたというのが、筆者のヤン・ブレキリアンの説。ちょうどギリシャ世界が華やかだったころと同時期に最盛期を迎えていたらしい。ウィキによると彼らは元中央アジアからやって... ...続きを見る

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2017/01/07 09:51
「気功革命」
「気功革命」 中国上海気功老師の盛鶴延(せい・かくえん)という人が書いた本だ。1945年上海生まれ。1987年に来日したらしい。 ...続きを見る

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2016/11/19 09:25
スワイ・ショウ
スワイ・ショウ 「スワイショウ」あるいは「シュワイショウ」と続けて表記するのが普通だが、それだと何か無生物の名前のようだ。多分由来は中国なんだろうと思って調べたら、案の定そうらしい。または「セイシュ」とも発音する場合があるようだが、これだとずっと日本語的だ。 ...続きを見る

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2016/11/12 08:40
「中心感覚」を磨け
「中心感覚」を磨け 徳間書店から出ている本の題名だ。「好転反応」でネットを検索していたら出てきたので、カバーデザインの気に入ったのを取り寄せてみた。「仙骨の最高機能」というから読んでみたが、別段健康に関するものというより、精神世界の本であった。筆者の内海康光氏の思想を描いたものだ。17歳の時に誘致離脱体験を、33歳の時、肉体生命の失われる体験をし、「聞こえぬ声、見えない姿の実在」を自覚した。本書は39歳ほどの時のもので、初版は1989年の初夏に出ている。4章くらいの真ん中辺までは、個人的な、あまり意味のないようなつ... ...続きを見る

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2016/10/25 17:09
『ここまで来た「あの世」の科学』という本を読む。
『ここまで来た「あの世」の科学』という本を読む。 この前の仏教本の巻末に、平田篤胤の「勝五郎再生記聞」やらその他前世を語る子供についての研究者というのが載っていた。まあそれで本書をを取り寄せたのだが、筆者の天外伺朗(てんげしろう)氏は1964年生まれの工学博士で、ソニーのアイボ開発を主導した経歴だ。なんでも松原泰道禅師に「これは恩書です」といわれたらしい。1994年のことだ。これだけ目にしても本書を選んで正解だったという気がする。 ...続きを見る

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2016/10/15 09:55
「唯識〜認識と超越」
「唯識〜認識と超越」 桃栗3年柿8年という言い回しにかけて、昔日は「唯識3年倶舎8年」などといわれたらしいが、今は「倶舎3年唯識8年」のほうが順序としてはふさわしいそうだ。倶舎論の客観思想は近代の科学思想に似たものがあるからだろう。唯識を理解するには、瑜伽(ヨガ)行の実践が不可欠であるらしい。ヨガというと何となく仏教とは無関係のような気がするが、よくよく考えてみれば、単に修行方法のことをヨガと呼んでいるだけだった(*)。しかし、仏教ではヨガはやらないというイメージがありそうなことも確かだと思う。本来、心身を制御して涅... ...続きを見る

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2016/10/01 10:11
「空の論理」―仏教の思想3
「空の論理」―仏教の思想3 アビダルマに続いて、今度は中観を取り寄せた。今度のはナーガールジュナの中観だ。「空」とはサンスクリット語の「シューニャ」の漢訳だそうだ。「〜を欠いている」を意味するという事から「実体がない」という言葉で置換されるという。 ...続きを見る

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2016/09/24 08:58
アビダルマ
アビダルマ ――日本は世界で唯一国民成長が停滞しているなどといわれるが、20年もそんな具合でちっとも追い抜かれない。成長の著しいのは中国とアメリカだけだ。それどころか一人当たり資産は世界一なんだそうだ。これはいったいどういうわけなのだろうか。一億人も人がいるとわけがわからないことが起こるようだ。――輪廻の業から抜け出せないとしても、永遠に楽園に生まれ変わるなら涅槃などよりその方がよいように思う人もいるだろう。 ...続きを見る

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2016/09/17 08:30
『法華経物語』
『法華経物語』 仏教学者の渡辺照宏氏の本で、岩波現代文庫だ。岩波現代文庫は割と役に立つものが多いように思う。 ...続きを見る

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2016/09/10 09:20
アメリカ人の気質について
ふと、イギリスの哲学者モーリス・クランストンの『自由』という岩波の新書本が目についた。かなり昔に購入した書物で、当時430円だったらしい。英国版の初版は1953年に出ている。日本の初版は1976年だ。1982年の終わりころ購入したが、字が細かすぎるので嫌気がさしてそのままにしてあったものだ。 ...続きを見る

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2016/08/14 08:39
『人間にとって健康とは何か』を読んだ
『人間にとって健康とは何か』を読んだ 精神病理学、精神科医の斉藤環氏の書いた本だ。ヒトラーはすさまじく『健康度』の高い人物という評価が気に入ったので取り寄せた。今では『ポピュリズムの悲劇』などと、無条件で極悪人扱いされるヒトラーだが、それは大衆が愚かであっただけで、ヒトラーの心は人の醜さを映す澄み切った鏡だったのだろう。ヒトラーやスターリンというと、何かとこれ以上はない天下の極悪人のように一直線に言われるが、世の中の常で、こういう風に言われること自体社会的洗脳策が背後に潜んでいるものだ。健康とは、身体面のみならず、精神面においても、... ...続きを見る

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2016/08/06 09:32
「だれが原子をみたか」を読む。
「だれが原子をみたか」を読む。 表題だけ見て、原子実在論否定の話なのではないかと思ったが、どうも違うらしい。「誰が恐竜を見たか」と似たような物語だった。 ...続きを見る

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2016/07/30 09:48
「余剰次元」と逆二乗則の破れ
「余剰次元」と逆二乗則の破れ ブルーバックスの本であるから、一般常識的に世界は3次元で記述されるということを前提としている。私は全然そう思っていないので、こんな常識が世間を闊歩していることは心外だが、そんな単純な合意で世の中が動いていることには間違いがない。私自身の思いはいささか独我論のほうに傾いているので、今では世の中が見たとおりの三次元ポリゴンで構成されているという通念にはなかなかなじめそうにない。一般に宇宙の解明は400年前のガリレイからだと思われているようだが、800年前かもしれない。むしろ800年前だろう。宇宙の秘... ...続きを見る

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2016/02/06 09:59
『天界と地獄』
『天界と地獄』 スウェーデンボルク(1688−1772)の英訳本を抄訳したものだという。原著はラテン語で書かれた500ページを超える大著だという。今では彼の名はかなり広く人口に膾炙していると思うのだが、私が学生の頃は全くと言ってよいほど無名な人間であって、教科書や参考書にはその名が載っていることなどなかった。実在の人物かどうかさえ疑われていたかもしれない。テニスのプレイヤーのビヨルンボルグのほうが有名だったように思う(私自身、彼のニュースでスウェーデンボルグの名を初めて聞いたような気がしている)。スウェーデンの... ...続きを見る

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2016/01/30 09:56
「法句経」
「法句経」 イエスが神の子だとか神そのものだというのとは違って、釈尊は完全にただの人であった。それで川を渡る際も、向こう岸へ渡れずに、遠回りして浅瀬を歩いてわたらなければならなかった。まあ、浅瀬をわたった場合でも、神通力で水の上を歩いたといっても、大嘘にはならない。浅瀬とはいえ、ちゃんと水の上を歩いて川を渡っている。神通力をわきまえる以前の釈尊のことはもちろん、それ以降の釈尊のことも、ゴータマと呼ぶのがインドの常識らしいが、インド人が言うところの神通力とは、別段衆にあまねく観察される必要もない。そもそも「群... ...続きを見る

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2016/01/02 15:35
『ギリシャ正教』
『ギリシャ正教』 15年ほど前にインターネットを始めたころ、ギリシャの修道僧のことをHPにアップしている人を見つけて、時折その人の記事を読んでいたのだが、そのうちパソコンをリカバリーしたさい、お気に入りに入れておいたそのHPも消えてしまってそれきりになってしまっていた。アトス山の修道僧だったとおもう。 ...続きを見る

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2015/12/26 10:08
『貧乏入門』を読む
『貧乏入門』を読む 題名は貧乏となっているが、こうしたことを実践している人々は大抵リッチな気分を味わいたくてそうしているのだろう。先日テレビで、通行人にミニマムライフについてどう思うかを聞く番組というのをやっていたが、意外に多くの人が、彼らはリッチだ、と思っているらしいのがちょっと意外だった。女性のほうがそのように感じている向きが多いといった風だったが、全体の数が少なすぎるのでなんともいえない。女性の場合、何かというと玉の輿を口にするが、いざとなると金とか収入などはどうでもよいとなるのは昔からであって、不思議なもの... ...続きを見る

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2015/10/31 10:54
『ウィトゲンシュタイン―天才哲学者の思い出』を読んで
『ウィトゲンシュタイン―天才哲学者の思い出』を読んで 教え子のノーマン・マルコムが書いた本だ。やや鋭い人だったという印象が薄れるような書き方である。また聞きというものは当てにならないことを感じさせる本であったが、この書物で語られていること自体があてにならないという意味ではないことはもちろんである。 ...続きを見る

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2015/10/24 16:23
『キリストの秘密』
『キリストの秘密』 たま出版というところから出ているのだが、どうも本のページがお酢くさい。しみなどの害虫を防ぐ目的か、それならにおいの穏やかな出版社もたくさんある。大手処は一度におい取りをしてから出荷するのではあるまいかと思った。ネットの書評でしらべて「面白い」とあったから取り寄せてみたが、面白いというよりもかなり入り組んでいる。けれどもエドガー・ケイシーが既成のキリスト教よりもまともらしいということがどうやらはっきりした。本書で、近世以降の社会に徹底的にかけている概念が「霊性」であるということがはっきりとした。 ... ...続きを見る

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2015/10/17 10:35
『気の威力』を読んで
『気の威力』を読んで 1990年4月に、合気道の藤平光一(とうへいこういち)(T920−2011)が出した本の再構成版だ。藤平氏によれば、気はすでに数式で表されている。気は「一」である。この「気」を半分にしてもなおかつ一である。無限に分割しても一、無限に加算して行っても一である。「何もないが、何かあった状態」で、無ではない。およそ物が存在するとはそういう意味だ。それゆえ数学的ではあるが、計算不可能の領域であって、非科学的世界なので、万人が理解できるような数術記号で表すことはできない。世間では科学的概念は数式を駆使する... ...続きを見る

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2015/08/18 10:21
過去と未来とはどう違うか
過去と未来とはどう違うか 似たようなことを以前からぐるぐる考えてはいるが、これといった名案が思いつくわけでもない。 ...続きを見る

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2015/05/23 11:40
「食べない人たち」
「食べない人たち」 不食などという概念が科学的なそれと調和する由は端から存在しない。なんとなればこの世に科学的な世界などというものはないからである。科学によって定義される空間座標も時間座標もこの世のどこにもない。それはただの人間の理想の世界を描いたものに過ぎない。単なる物質の定義さえ科学の力によって厳密に表現することはできない。生命の動きとなると、そこには経験則しか存在しないのだ。心臓を刺されたらなぜ人は死ぬかということさえ、説論理的な説明は不可能だ。科学とはそれ程もろいものなのだが、われわれがそれを強固なもののよ... ...続きを見る

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2015/04/12 17:07
『ウィトゲンシュタインの誤診―青色本を掘り崩す』を読む
『ウィトゲンシュタインの誤診―青色本を掘り崩す』を読む ネットで「独我論」を調べていて見つけた本だ。独我論、独我論といっても、果たして独我とは現在地上に生きている人間60億人中の1人をさすのだろうかというと、大いに疑問なのである。第一大悟した智者は異口同音に「梵我一如」などといっているのである。ということは独我論者も聖域へ向かって昇華してゆくたびに自己を巨大化してゆくのだろうか、と思ったりもする。 さて、シュティルナーが出てくるかと思っていたら、意外なことに出てこない。かえってデカルトなんていう人が独我論者などに思われているのを不思議に思ったりもし... ...続きを見る

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2014/11/23 10:54
「人口減少社会という希望」を読んで
「人口減少社会という希望」を読んで ――これからの50年は、高度成長期に起こったこととちょうど逆″の現象が生じていくだろう。――うれしい予言である。エコノミックアニマルといわれたころの、あの心のない野獣のような人間たちの顔などもう見たくもないものだ。戦後は精神的な価値などないものとされ、ただひたすら物質的な富を獲得することにのみ心血が注がれ、教育面でもそうしたことばかりが正しいものとされてきた。特に義務教育における教員などというものは、研修機関なるもので徹底的に国家からそうした指導を叩きこまれた。その教師たちの教えをまともだと思... ...続きを見る

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2014/11/08 11:09
『反逆する華族』を読んで。
『反逆する華族』を読んで。 「消えた昭和史」を掘り起こすという副題がついている。平凡社新書から2013年秋に出された作品だが、毎度ながら日本の歴史を見ていて物足りなさというものを感じるのは、「この人たちは本当に現実世界が実在するものと思って歩んできたのだろうか?」という点である。西欧の歴史なら、異なる人生観を持って生きているものもそれなりに存在している。けれども日本では何時でもそうした人々は芸術家や学者の類で、実業界には一切登場しない。それがとてつもなく日本史を殺風景なものにしている。だから私は日本の歴史は好きではない。本... ...続きを見る

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2014/11/01 11:11
時間というもの
時間というもの ふと、大森荘厳の「時は流れず」という書物のことを思い出した。殆ど題名だけしか覚えていないものだが、世の中には過去とか未来なんぞというものはなく、現在しかないという思想で、もちろん客観的事物が理念を離れて存在するなどという考え方からは180度離れている。それにもかかわらず、今しかないという思想は妙にアインシュタイン流だ。もちろんアインシュタインは「月は人が見ていなくても存在する」と信じて疑わなかった派で、主観よりも客観の世界の存在を強く主張したのであるが、彼のこうした思想は主観的なものであった。要... ...続きを見る

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2014/10/11 10:09
「ベーシック・シュタイナー」を読む
「ベーシック・シュタイナー」を読む 先日読んだアナーキスト本の紹介に「シュタイナー入門」とあったのを「シュティルナー入門」と読み間違えて検索していたが、最近は教育学にも興味があったのでさっそく取り寄せた。要するに勘違いで購入した本だ。人智学の創設者の分野よりも、教育の分野で輝きが目立っているような人だ。霊性のヒエラルヒーだとか、輪廻転生を説いたが、すべての人間は高次認識を獲得できる能力が潜んでいるとした点が教育論とつながるのだろう。 ...続きを見る

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2014/09/28 09:05
『天上の歌―岡潔の生涯』を読んで
『天上の歌―岡潔の生涯』を読んで 表紙に、長靴をはいた岡潔が飛び跳ねている写真が載っている。これは当時アメリカで「ジャンポロジー」という学問がはやっていたので、雑誌記者かなんかが洒落のつもりで撮影を頼んだところ、本人も面白がっていやいやながら承諾したという。おかげで犬の命が一匹救われたのは、冥利に尽きることであったそうだ。 ...続きを見る

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2014/09/21 14:55
「世界は2乗でできている」を読んだ。
「世界は2乗でできている」を読んだ。 講談社のブルーバックスだ。人間などでも、本来立方体でできている3次元の生き物であるにもかかわらず、物の大きさを斟酌する場合などには、本能的に2次元の面積の方に反応しているようだ。 ...続きを見る

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2014/09/13 10:23
理想的な政治体制は無政府
理想的な政治体制は無政府 福沢諭吉の三男三八(T881−1962:数学博士みたいなものらしい)の回想したところによれば、理想の政治体制についての問いに対して、「それは無政府だ。政府や法律のあるのは悪いことだ」と、諄々と無政府主義を説いたという。筑摩書房「近代日本思想体系」の第2巻『福沢諭吉集』にあるそうだ。福沢諭吉の理論も、ますますマルクスに近いものだったらしい。 ...続きを見る

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2014/06/11 16:49
「私たちはなぜ働くのか」
「私たちはなぜ働くのか」 前回も書いたが、この本はマルクス『資本論』の入門書だ。表題だけ見て、このことに気付く人はあまりいないだろう。生活のために自発的にやとわれて働くという賃労働の馬鹿さ加減について追及するというのも、大衆の愚かしさは度し難いということがヒトラー以来明白に解明された今日になっては、もはや全くと言ってよいほど実現不可能な夢の社会の追及に過ぎなくなった感があるが、一部のエリートが結成して新社会を気付き上げるという望みは相当にある。現時点では数少ないエリートの遺伝子が旧人類を追い払って地上のすべてを書き換える... ...続きを見る

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2014/05/26 17:01
『グノーシスの神話』を読む
『グノーシスの神話』を読む 本書の70%ほどは、古文献の和訳断章群よりなる。その中でもとりわけて主役なのは、1945年12月に上エジプトの街ナグ・ハマディで発見された文書群だ。ナイル湖畔のローマ時代の墓から取り出された13の写本だという。新約外典の「トマスによる福音書」もここから発見されたものだそうだ。とりわけ興味をひかないような人も多そうな本だが、なぜか私には大変興味深い本であって、多分今年読んだ本の中では最も面白かったように感じている。丁度、内観こそが真実相であって、客観の世界はまやかしであることに気づいた時であったの... ...続きを見る

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2014/05/18 16:10
『政府は必ず嘘をつく』を読んで
『政府は必ず嘘をつく』を読んで ジャーナリストの堤未果の書いた新書本だ。米国野村証券に勤めていたが、9.11事件以来ジャーナリストになったらしい。証券会社などに勤務していると、どうしても世の中マネーを求めているとしか思えないらしい。世は総じて利権を求めて動くものだと決めつけているようなのがやや気に食わない。その点はまだつかめない頃合なのかもしれないが、大悟してしまっては早々意見などいえたものではないだろう。大衆がこの世で解脱することなど永久にできはしないから、彼らは天国へ行くしかないのである。だから天国は大衆のものなのだ。富貴... ...続きを見る

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2014/02/01 20:29
ジョン・レノンも弟子たちがキリスト教を破壊したといっている
ジョン・レノンも弟子たちがキリスト教を破壊したといっている こう発言したのは一見正反対の極のヒトラーである。ジョン・レノン(1940−1980)に、「世界は狂人によって支配されている」という短い動画がある。↓ http://www.youtube.com/watch?v=8t5awfxTbmM ...続きを見る

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2013/10/20 10:35
殺人罪の時効について
殺人罪の時効について ちょっと前のことだが、2010年の4月27日に殺人罪などの重い犯罪に関しての時効が変わって、従来25年であったものが30年または時効なしとなった。このため、2010年の4月26日までに時効を終えていた殺人犯は無罪となったが、翌日以降に時効を迎えるはずだったものには向こう5年間以上自由を束縛されることになった。 ...続きを見る

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2013/09/29 09:31
教育とは暴力の一種である
フランスの社会学者ピエール・ブリュデュー(1930−2002)に「象徴的暴力」というのがあるらしい。大衆なんていうのはどのみち愚劣な性向だから、論理的な習い事は大嫌いであるに決まっている。だから彼らのきらいな学校教育を押し付けるのは暴力みたいなものだという。 ...続きを見る

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2013/09/01 16:44
愛国心は毒にも薬にもなる
愛国心は毒にも薬にもなる 前回引用した文の中に、「ならず者の最後の逃げ場が愛国」なんていう言葉があった。出展はイギリスの文豪サミュエル・ジョンソン(1709−84)だという。しかし、よくよくこの言葉を解釈してみると、なるほど悪い意味にも受け取ることもできるが、「善人にはもともと備わっている愛国心を、ならず者はいまわの際にようやく手に入れることができる」などと善意に解釈することも可能であるはずだ。 ...続きを見る

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2013/08/30 17:46
「わら一本の革命」を読む。
「わら一本の革命」を読む。 表題に「自作農法」とうたっているが、農業技術について書かれているというよりも、思想書に近い。昭和50年(1975年)頃、筆者の福岡正信氏が70歳のころに書かれた本である。その11年後に改訂版のようなものを書いたのが、本書であるらしい。20年ほど前からようやく普及してきたなどとあったが、それにしては現在あまり普及していない。その理由は比較的容易に推し量ることができる。ブータン政府の率先して行っているものに、国民総幸福量に基づいた国策というものがあるが、経済成長こそが第一という方針を改めないことには... ...続きを見る

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2013/07/13 09:36
言語と思考
言語と思考 言語学者ガイ・ドイッチャーの『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』を読んだ。政治家グラッドストーン(1809−98)の「ホメロスとその時代」という厚巻な著書について書かれているのが興味深い。グラッドストーンの結論では、古代ギリシャ人たちはひどい色音痴であって、ほとんど白黒に近い世界しか見ることができなかったそうだ。古代ギリシャ人の好んだらしい表現に「犬に誓って」というものがあるが、まさに彼らの見る世界も縦長の犬が見る世界のように色彩がなかったのだろうという。インターシフトという会社から出ている... ...続きを見る

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2013/06/29 07:02
現代思想について
とりあえず舞台を西欧に限定すると、大体ニーチェからが現代思想の始まりであると思う。ニーチェが「神は死んだ」というのは、つまりは絶対的主権者の否定であって、あらゆる人間は相対的に存在するというほどのものなのだろうが、そのために能力に劣るものは以前よりみじめな暮らしを送る羽目にもなった代物である。ニーチェ以前にも、ショーペンハウエルがインド哲学を取り入れたことなどがあるから、決して西欧に限定されていたものとは決めつけられないだろうが、世界大戦以降になって振り返ってみると、まるで世界の歴史の中で欧米が... ...続きを見る

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2013/04/05 16:07
「やさしいベーシック・インカム」という本を読んだ。
2009年のクリスマスの日にサンガ社から発行された「やさしいベーシック・インカム」という本を読んだ。あまり売れないのか、届いたものも第一刷のままだ。以前上げた「ベーシック・インカム入門」という本が同年の2月に光文社から発行されて間もなくかなりの版数を重ねたのと対照的だ。しかし、政府に力量があれば、意外と容易に実行できそうな印象を強くした。基本的に社会福祉政策と異なって、自主独立で政府はノータッチの色彩が強い政策だから、本書に書かれていることとは逆に、税金などは相当安くなるはずだ。サンガ(*)とい... ...続きを見る

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2013/01/21 16:11
ベーシックインカムの実現を妨げているもの。
まず最初に頭に浮かぶのは、『働かざるもの食うべからず』という一見もっともらしいトンデモ思想の蔓延だ。まともな論理能力のある人間ならこんな誤謬はたちどころに見破れるはずなのだが、人間というのは社会に出た途端に相当の不精を働く生き物のようだ。昔ラッセルもいったそうだが、『自分の頭で考えるくらいなら戦争で死んだほうがまし』だというのは世界中に蔓延っている人間の性であるようである。 ...続きを見る

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2013/01/17 16:26
へび年について
今年は、10干十二支の120通りの組み合わせのうち、支(すなわち「枝」)が「巳」をあらわす10組中の一つの年回りに当る。10組といっても、このうちの半分は「陰」の向きの枝であるから顕在化しない。(顕在化についてはhttp://30932531.at.webry.info/201201/article_3.htmlに書いておいた) ...続きを見る

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2013/01/01 11:47
スターリンと原爆〜その1
大月書店から1997年の7月7日に出版された「スターリンと原爆」(上)という本を読んでいる。筆者は、デーヴィッド・ホロウェイというアイルランド生まれの政治学教授である。原著は1994年に英国ユニバーシティプレスから出版された1956年までのソヴィエト科学と原爆製造のかかわりを追及した書物であって、全米スラブ研究教会から高い評価を得ているという。私が購入する本の中では高額な部類に入って、前巻だけで3600円もする。 ...続きを見る

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2012/12/31 16:35
資本教だけは永遠に不滅
いつか勘ぐっていたように、やはり大衆とは貧乏人のことを指していると見てまちがいはないだろうと思う。卑しくも自らの思考力を有するものにとって、財産を築くなどということはたやすいものだろうからである。これは一月ほど前に余興で書き綴ったことが予想以上に成果を上げているので、妙な自信をつけたこともたぶんに影響している。まあ、単に金儲けなら、レバレッジが高々3倍の信用取引よりも、何十倍のレバレッジがあるという外為取引のほうがずっと効率はよいのだろうが、企業からの中間報告のような具体性を伴わないので、無味乾... ...続きを見る

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2012/12/16 17:03
大杉栄とホリエモン
先日取り寄せて、当面積読状態にしてある『大杉栄 日本でもっとも自由だった男』の続きをふと眺めていたら、ホリエモンが中森明夫のツイッターを非常に熱心に閲覧していたということが載っていた。中森明夫(*)というのは『アナーキー・イン・ザ・JP』の出版と同時にツイッターを始めたという。面白いことに、ホリエモンが収監されたのは、ちょうど38歳時で、大杉栄が死んだ歳に当るのだそうだ。もともと堀江貴文氏も自由を追い求めていたせいもあって、獄中で『アナーキー・イン・ザ・JP』を読み、大杉の思想に感銘を受けていた... ...続きを見る

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2012/11/23 12:23
孫文(1866−1925)の手紙
中華民国建国の父とされる孫文は、多数の書簡を日本の士と交わしている。特に政治家の犬養毅とは昵懇で何度も往復で近況を報告する中であったらしい。その犬養毅(当時第二次山本権兵衛内閣の逓信大臣)宛の1923年(民国12年とある)11月16日付のかなり長い手紙には次のようにある。 ...続きを見る

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2012/11/09 14:57
「日本の10大新宗教」というのを読む〜その@天理教
宗教を学ぶことなど、大学で学問を修めることと同意義であった時代もあった。人智では解明できない崇高なものとして、それらは「非科学」とされ、俗的な科学の世界とは別物として扱われた。 ...続きを見る

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2012/11/05 17:08
大杉栄(1885−1923.9.16)
アナーキズムについて考えていて思った。これはどう見ても『無政府主義』などという文句をあてがうべきではない。『完全自由主義』のほうがよほどすっきりする。それなのに、なぜ斯く命名されるのかというと、こういう自由主義は即ち政府の敵だからである。がんじがらめの状態に縛り付けておいたほうが、国家としてはよほど安泰だ。ありがたいことに、大多数の人間は愚物であって、自分自身の思想など持っていない。こういう間抜けな連中を制御すれば、嬉々として死地に赴く都合のよい戦士も作れる。何しろ頭というものがないから、入力さ... ...続きを見る

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2012/10/21 17:33
富貴への道程
「金持ちになる男、貧乏になる男」(サンマーク出版)という本が届いた。早速目次を見ると、結局「貧乏人の気持ち」≒「大衆の気持ち」ということらしいということに気がついた。いや、前からそう勘ぐってはいた。心邪な者には富など集まっては来ないだろう。本書によると、一般中流階級にあって生活には何も不自由ないものも貧乏人の範疇に属するが、もともと、「金持ち」「貧乏人」の定義などというものなどなく、国王以外全部貧乏人だと言い方もありうる。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

2012/09/26 14:49
神の存在を信じる人の割合
米CNNによると、米国人の80%もの人間が「神の存在を疑ったことが一度もない」のだという(2012年6月)。特に、毎日神への祈りを欠かしたことはないというのが76%を占めるというのは、日本との違いを際立たせている。日本では神を信じるものというのは、元来が非常に無教養であるか、それともきわめて低脳であるのかのどちらかだろう。まれに、「無神論は人間社会にとって害を及ぼすから、神は存在する必要がある」と言って、神の存在を強制的に認めさせてしまう者がいる。そのような主張をしていること自体、神は個々の人間... ...続きを見る

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2012/09/07 16:11
ムハンマドにおける最初の啓示に現れた天使について。
ムハンマドは40歳の頃、マッカ(メッカ)近郊のヒラー山の洞窟にこもって瞑想をしていたのだが、はっきりキリスト教徒として瞑想していたのではなさそうである。それなのに、キリスト教の啓示の天使ガブリエルがその巨体を現したのでさぞ恐ろしかったらしい。逃げるように下山して家に帰ると、15歳も年上の妻ハディージャに、自分は気が触れたのではないかと大騒ぎしたらしい。ハディージャは夫を慰めるだけではなく、すぐに従兄弟のワラカ・イブン・ナウファルの許に相談に行った。彼は当時のマッカには珍しいキリスト教徒であったら... ...続きを見る

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2012/03/22 16:38
マリー・フランソワーズ・テレーズ(1872.1.2−97.9.30)
――イエスは言われた。「からしの種粒ほどの信仰があるならば、この山に、『ここからあそこに移れ』というとしても、それは移るのだ」・・・マタイによる福音書17:20。―― ...続きを見る

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2012/03/17 16:39
「デタラメ思考で幸せになる」を読んで。
筆者のひろさちあ(ギリシャ語「フィロ」+サンスクリット語「サティア」)氏(*)はインド哲学や仏教について、長い間理科系の気象学校で教鞭を取っていた経歴の持ち主である。だから、普通の坊さんの語り口とは大分異なるところがあるかと思うが、かえって実践的でまやかしのない真相を吐露しているかのように感じる。彼の本名は増原良彦というらしい。1936年生まれの人だが、楽天でこの人の著作を調べたら、仏教カテゴリーに分類されていたのだが、全部で530件ほどもあった。530件総てがそれぞれ別個の著作物なのかどうかは... ...続きを見る

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2012/03/11 16:36
知的財産権とか特許を求める姿勢について
そもそも私は個性を尊重するあまりに特定の個人を優遇するにいたった知的財産権などという考え方には大反対である。インターネットの広がる世界で、現在ますます人類共有の財産というものが強調されている中で、なぜこんな‘特許‘などという馬鹿げたものが横行するのかが問題である。発明というものは、一部の人間が他の多くの者と独立して成し遂げたものなどでは決してなく、その他もろもろの槁木死灰の愚昧の大衆や大自然の営みがあって始めてこの世に顕現化するものだからである。当然何処の馬の骨とも分からないものにも等しく分配す... ...続きを見る

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2012/03/06 16:22
最も醜い人間。
私としては、これは以前から「他人をうらやむ気持ち」と思っている。『だれそれの心は醜い』だとか『だれそれは悪人だ』という気持ちだ。だから釈尊などは、「剣が人をあやめたのであって、殺人者の心に罪があるわけではない」といっている。殺人者を憎むことは、当の殺人者以上に醜いことだからだ。「善人猶持て往生をとぐいわんや悪人をや」(*)というのも似たような心情だろう。ちょっと分からないが、釈尊の場合などは現代の法概念に近いものがある。精神異常者の数が充分少なければ、たまさかに殺害にあったものも、非常に運の悪か... ...続きを見る

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2012/02/28 17:13
不具者について
アルキメデスはその『政治学』において、「‘不具者は育ててはならない’という法律が設けられねばならぬ」といっているそうである。古代ギリシャにおいても、異常な遺伝子を後世に広めるような無思慮な親が多かったのだろうということを物語っている。 ...続きを見る

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2012/02/19 17:12
絶対音感というもの
音楽の時間などでピアノの音に合わせて合唱するというのがある。あれは考えてみると、基音の高さの選び方はめいめいばらばらだ。そうでないと男女の声の高さは、合唱の場合同一になるはずなのに、完全に音程が異なっているのが現実だ。それでも、学校の音楽の指導教官は特にそのことを指摘しようとはしない。けれども、オーケストラの伴奏に音を合わせなければならないオペラ歌手はどうかというと、どうも自分の好きな高さで歌ってはいないようである。なにか指揮者の命令に従っているだけという感じがして、あまりよい印象を受けない。個... ...続きを見る

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2012/02/17 16:21
干支の一回りは120だが半分は顕在化しないということ
私の記憶では、干支まわりの60年は5と12の公倍数というふうに高校のころきいた覚えがある。しかし十干十二支の組み合わせは10×12の120通りあるはずである。十干=(甲・乙)・(丙・丁)・(戊・己)・(庚・辛)・(壬・癸)の10通りと、十二支=子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12通りをあわせて120通りだ。数ではないのだから、還暦の60年は10と12の最小公倍数という説は意味を成さない。 ...続きを見る

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2012/01/02 18:10
独裁者〜Cムアンマル・アル・カッザーフィー(1942.6.7−2011.10.20)
カッザーフィーとは、リビアのカダフィー大佐のことである。リビアは日本の4.7倍の広さがあり、石油埋蔵量で世界9位、天然ガスの埋蔵量で世界22位だという。国家が石油や天然ガスを売買して得た利益の一部を国民に分配するという経済システムを持つ国を「レンティア国家」(*)という。サウジアラビアだとかアラブ首長国連邦だとかトルクメニスタンなどがそうした国々で、国が適当に儲けてさえいればまるきり働かないでぶらぶらしていても、国民もサイフの中には自動的に利息のようなものが定期的に振り込まれる。だから、たぶんN... ...続きを見る

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2011/12/11 18:00
ヒトラーの秘密図書館〜その2
ミュンヘン一揆の起こった動機というのも、ドイツの賠償支払い遅滞への制裁として、フランス・ベルギーの連合軍が1922年の1月にルール地方を占領したことに始まる。前年の11月に、ドイツに軍国主義的な半ワイマール主義を掲げるクノー政権が誕生したこともその原因の一つだろう。ベルリンの中央政府は、これに対して最初はガンジーのやったような「受身の抵抗」をしていたが、9月になってそれを解除したことで、バイエルン政府などが3頭政治の構えを取り、ナチスを利用してクーデターを起そうとしたものだ。このとき、ヒトラーが... ...続きを見る

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2011/11/27 14:35
ヒトラーの秘密図書館〜その1
『ヒトラーの秘密図書館』という本が届いた。1900円だが、370ページ以上もあるし、装丁もかなりしっかりしている。訳本のあとがきに2009年11月と書かれているが、ティモシー・ライバックの現著作が何時ごろ出たかはっきり書かれていない。しかし、ヒトラーの愛読していた書物から彼の思想を解き明かす試みは1300冊の蔵書が無傷のまま保管されていながら省みられなかったのは誠に不思議なことだと書かれている。しかし、このような卑劣な男が、大変な読書家で一万6千冊以上の蔵書の少なくとも3分の1には目を通し、類ま... ...続きを見る

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2011/11/23 16:27
労働を国民の義務としている国
日本国憲法に規定されている国民の三大義務というのは、「教育・勤労・納税」である。このうち「教育と納税」は昔からあった。「勤労」が取り入れられたのは、大日本帝国憲法が廃止されて、戦後、日本国憲法が交付されてからだ。どうもGHQの押し付けで、国民の自由意志を奪って支配を容易にするためのものであったと思われる。かつてフランシス・ベーコンがどこかでいったように(前々から探しているが、まだ出典が見つからない)、「勤勉な軍隊は弱い」という原則を利用して、日本国が再軍備を謀っても強力な軍隊は保てないようなシス... ...続きを見る

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2011/11/15 16:41
働くことの意味
10年や20年前と比べると、近年働くことの義務感を感じている人というのは少なくなってきたように思う。それでも、『生活に必要不可欠な分量以上の労働は人間性を破壊し、社会を荒廃させるのではないか』ということにまではなかなか思い至っている人は少ないようである。長年にわたって、「世界一暮らしやすい都市」として知られるミュンヘンなどと違って、いまだ日本には「有給を消化しなければ罰則を課す」などという規定もないから、土日に労働を働いて社会を擾乱させている輩が多い。盗みを働く行為とちょうど逆で、労働も一線を越... ...続きを見る

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2011/11/13 15:47
衆議院にサイバー攻撃
「衆院議員の公務用パソコンや衆院内のサーバーが今年7月以降、サイバー攻撃を受けてコンピューターウイルスに感染し、議員ら衆院のネットワーク利用者のIDとパスワードが盗まれた疑いがあることが朝日新聞の調べでわかった。少なくとも約1カ月間、盗んだ側が議員らのメールや文書を「盗み見」できる状態だったという。衆院事務局やサーバーを保守するNTT東日本が調査している。 ...続きを見る

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2011/10/25 16:42
ベーシック・インカムの歴史 〜 その3
現代のベーシック・インカム論というのをまとめておく。現代といっても、かなり長い間抑圧されてきた思想で、今の社会は経済発展至上主義にどっぷり浸かっている。これは、大戦後の1949年にアメリカのトルーマン大統領が強力に推し進めた政策だ。言葉遣いの問題で、全世界をアメリカのように豊かにするというと聞こえが良いが、結局は全世界の属国化であって、そのために働きたく必要のない社会の成員まで働くようになった。今では、日本社会の人間などは、昔の江戸時代から日本人は勤勉であった、などと信じ込んでいるくらいだ。 ... ...続きを見る

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2011/09/11 16:56
常に反対を好む大衆
アジアに広げる円高メリット↓ http://voiceplus-php.jp/archive/detail.jsp?id=121 ...続きを見る

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2011/07/25 18:06
いまだにアフリカ人を類人猿の仲間と見るアメリカ人
オバマ大統領が政権をになうというので、一時は解決されたと思っていた人種差別論に再び火がついていたようだ。日本にいると、てっきりこうした問題はDNAの解析によって決着が付いたと思いがちだが、想像以上に向こうでは深刻らしい。ニュースなどを見ているだけでは、いつでも白人のほうから暴力を振るっているように見えるのだが、ただで暴力を振るうわけでもなく、法律で禁止されているにもかかわらず、一応は精神のまともな人間が訴えられれば国際的な非難を浴びるとわかっていてそれを行うというのは、相手の黒人側が耐え難い不道... ...続きを見る

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2011/07/20 17:09
マルコポーロ事件―ナチスのガス室はなかったこと―について
マルコポーロ事件については、ウィキペディアに詳しい。↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AD%E4%BA%8B%E4%BB%B6 根拠としてあげているのは、 1.そのナチス党政権下のドイツがユダヤ人を「絶滅」しようとした、とする従来の主張には根拠がない 2.その手段として使用されたとするガス室は、それらの位置や構造からみて、ソ連もしくはポーランドが戦後捏造した... ...続きを見る

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2011/06/20 16:22
日本人が知らないユダヤの秘密
という表題の本に眼を通した。雑学3分間ビジュアル図解シリーズというもので、見開き2ページごとの読みさしになっている。左側に本文が、右に絵がかいてある。 ...続きを見る

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2011/06/19 15:43
霊とはなにか(イルミナティA)。
ヨハネによる福音書の、第4章23節から24節(サマリアの女とイエスの会話)に、神と霊について書かれている。先日の「イルミナティ」の著者であるヘンリー・メイコウ氏はこの箇所を「神は霊である。」という風に解している。普通は「神と子と精霊」のように階層があるように言われているが、それはどうもユダヤ人の陰謀らしい。「神は霊にいます」などとあいまいな言い回しになっているが、はっきり「神=霊」などといってもらったほうがむしろましである。ぐっと神を意識の中心におかなければ、自分の中にある霊ではなくて、外側にあ... ...続きを見る

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2011/06/17 16:23
反ユダヤ主義について(イルミナティ@)。
―「1848年以降、われわれドイツ人がユダヤ人についてどんなに些細なことでも批判をすれば、出版業界から袋叩きにあった」・・。ヴィルヘルム・マール「現代社会における反ユダヤ主義」(1991年)・・・現代社会全体をこの考え方で説明できるというのは行きすぎだろうが、それは少なくとも日本やたぶん中国、朝鮮をはじめとするアジア文明圏にはユダヤ教の伝統はほとんどまったくといってよいほどなかったということによっているのではなかろうか。東方世界には中華帝国が強大な力で持って君臨していたので、19世紀になるまで、... ...続きを見る

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2011/06/15 17:46
イスラエルのカナン征服〜まえがき レビ記@
3ヶ月ぶりに旧約聖書に眼を通した。現実離れした古くさいところだと思うと、それだけで興味がなくなる。その上、聖書全体はぺらぺらのわら半紙のような紙に書かれている場合が多いので、ページを繰るたびに文字通り貧乏のにおいがしてやりきれない。レビ記は全部で27章ある。前の出エジプト記が40章で、創世記が50章で終わっていた。次の民数記が36章で、申命記が34章で、これら全部で、「モーセ5書」なのだが、いい加減この辺でモーセの話は終わりになると思う。3月11日の大震災が起きてから、大分長いこと聖書とは縁がな... ...続きを見る

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2011/06/11 15:06
ヒトラーの「千年王国思想」とイエス・キリストに対する尊敬心
ヒトラーとイエスを対比していて、両者があまりにも類似しているので、いつものように検索してみた。すると、1932年に書かれた「ヒトラーとの対話」という本にイエスへの崇拝とキリスト教に対する憎しみの思想が描かれているということを見つけた。その10年後に出版された「ヒトラーとのテーブルトーク」(トレバー・ローバー著)にも、ヒトラー自身の言葉として次のように記録されているそうである。 ...続きを見る

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2011/05/30 16:54
悪魔について
ヨーロッパや以外のほとんどの土着宗教においては、神と悪魔との区別はあまり明瞭ではないようである。インド仏教に登場する悪魔の姿も、仏道を妨げはするが、決してあくとは呼べず、むしろ人間的なものと言える。日本にはいってからは、天狗の姿として描かれた。このことからも、これが作られたイメージであることははっきりしていると思うが、人類が悪魔のイメージを作り上げる遥か以前に、悪魔とそっくりな生物は地上に実在していた。原始的な翼竜類の一種ランフォリンクスの復元図である。化石から生体の姿を再現しようとしているうち... ...続きを見る

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2011/05/26 16:05
富者とは知恵者のことか
前に話したように、霊長類でも、チンパンジーくらいになると、蓄財というものを好んで行うようになるという実験結果が知られている。交換価値というものを学習できるからだそうだが、そう考えるると、はっきりと数値に換算して成長を目で見ることができるのは金銭くらいのものである。しかし、チンパンジーの場合だと、支払った金銭を渡して物と交換したことで生じた余剰の金銭に価値があるとまでは思わないようだ。つり銭にまで価値があると認識できていそうな霊長類は、ヒト以外にはボノボ類だけのようである。 ...続きを見る

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2011/05/24 16:30
労働について
ネット記事で偶然見つけた。[ANARCHY IN JAPANN]とある。ボブ。ブラックという人の「労働廃絶論」だ。 http://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/data/black1.html ...続きを見る

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2011/05/23 19:00
プラトンの倫理観と空中浮遊
プラトンにしてもソクラテスにしても、医者というものをいつも引き合いに出すのは、医者が肉体を矯正するように、哲学者というものは魂を正しく善い方向に導かなければならないという風なものであった。 ...続きを見る

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2011/02/10 16:31
バートランド・アーサー・ウィリアム・ラッセル(1872・5・18−1970・2・2)
人柄や知力などを云々する前に、まず長生きした人だということに惹かれる。プロフィールにも書いてあるが、私の尊敬する人物は「仙人」であって、なぜかというと仙人が不老不死だからである。長生きする学者は必然的に現世でのあこがれの対象となりうる。 ...続きを見る

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2011/01/31 16:23
アーミッシュの生活について
Armishというのは、ニューヨーク州の西、ペンシルバニア州からカナダにいたる20州に、アメリカ移民時代の人々の生活様式を取り入れて暮らすドイツ系移民の人々のことだ。現在20万人ほどの人口だという。日本ではこのような大規模な運動というのは少しもない。それを思うと実に単調で一律化している社会であるが、江戸時代のことを思うと、日本のほうが勝っていたとしか思えない。彼らの暮らしのことを紹介していたサイトでは、彼らの生活ぶりを「スローライフ」などと呼んでいたが、とてもじゃないがのんびりした生活などとは程... ...続きを見る

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2011/01/26 16:21
失業率ということ
米国の雇用回復計画が思ったほど進捗しない。景気のほうは回復しているのに、雇用改善の方はたいてい市場の予想を大幅に下回っているらしい。たいていというか、ほとんどだめらしい。前からいわれているけれども、本格的な改善までには、どうしても4〜5年はかかるらしい。 ...続きを見る

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2011/01/14 16:12
不老不死を求めて
秦の徐福が、始皇帝に取り入って、東海の三神山(蓬莱山、方丈山、瀛洲(えいしゅう)山)に、仙人や不死の霊薬を求める探検に出かけた話は有名だが、別段、始皇帝に不老不死の妙薬を求めることを強要されたわけでもないらしい。現代の人間というのは不老不死にあこがれるし、かなり昔の人間にとってもそうであって、それだから「万古不易の憂い」などと死や老化現象のことを嘆くのであるが、時と場合によっては、不老不死は忌むべきものとされていたようだ。戦国時代などで、生きていても苦しむだけであれば、生よりも死を求めるのが道理... ...続きを見る

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2011/01/12 16:12
労働と軍隊的精神
前に、怠け者の軍隊は強いという話をした。逆に、勤勉な兵卒からなる軍隊は弱い。確かに、ソ連や中国では日本以上に勤勉を重視する。そのため、あちらの軍隊はあまり強くない。日本軍にしても、伝えられるほど強くはなかったようだ。私たちの時代は、日本軍は物資と兵力の不足を力で補ったということを聞いてきた。連合国の行なったことは大体において非人道的で、根本的に誤っているのだと教えられた。それで小学生のとき、東京オリンピックで「アメリカが勝てばよいと思った」という風なことを主張したら「こんなのがいるから戦争に負け... ...続きを見る

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2010/12/26 15:34
神と国家
大杉栄もバクーニンやクロポトキンの影響を受けたそうだが、彼のものなら、もう25年ほど前に目を通していた。そのときは左よりの人間という印象しか持たなかったように記憶しているが、今改めて読み返してみると、まったくの自由主義者の意見としか思えない。当時は、多分今でも多少はそうであると思うが、時代の雰囲気に呑まれていたのかもしれない。マルクスに近いというよりは、極端な言い方をすると、夏目漱石などの自由思想家に近いような印象さえ受ける。1820年の『新秩序の創造』の中で、「僕らは今の音頭とりだけが嫌いなの... ...続きを見る

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2010/12/19 15:11
ピエール・ジョセフ・プルードン(1809.1・15−1865.1.16)
中公バックスの世界の名著シリーズの53巻の「プルードン バクーニン クロポトキン」の始めのほうのプルードンについての解説だけ、寝床で読んでみたのだが、結社を否定しているというところでまず驚いた。なんでも、プルードンは「無条件で平等を主張するのは愚の骨頂だ」といって、平等に最重点を置く強権的社会主義者や共産主義者とは全く立場をことにしているらしい。ルイ・ブラン(1811−82)が「自由・平等・友愛」のスローガンを「平等・友愛・自由」にすり替えたことを痛烈に批判している。何よりも、まず「自由」の確保... ...続きを見る

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2010/12/15 16:22
アナーキズムについて
社会主義とか共産主義とか、結構調べてきたが、考えてみたら、そもそも無政府状態でいて、なぜ軍隊が必要な状況にならないのであろうかという分析が十分でなかった。無政府状態といっても、町内会的な自衛団などというものは当然必要だろう。突発的な事故はどうしても起きる。無政府状態が即カオス的な混乱状態を引き起こすという、決め付けたような前提は、いただけないと思う。教科書的な本にはそう乗っていると思う。元来が、「国家をなくそう」という主張なのだから、何とか阻止しないと政府としては困るわけだから、当然否定的な話を... ...続きを見る

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2010/12/12 16:40
教育の必要性について
始めに、教育は必要なものだというのは、無条件で受け入れるとして、なぜ文部省が実用に役に立つ学問よりも、古典や小説のような、それ自体を楽しむことのほかに目的のなさそうなものを取り入れたのかということを考えてみたい。将来搾取しようという目的で、成人しないうちだけ遊ばせてやるという恩寵の気持ちからなのか。それとも、教育とはもともと、上流層の特権的な遊びであって、ステータスシンボルのようなものを身につけるためであったのが、その後も単に習慣的に大衆文化に取り入れられるようになったものに過ぎないのであろうか... ...続きを見る

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2010/12/08 18:45
社会主義の成立 その10 〜新経済政策〜
1921年の3月に、レーニンは妥協策として、共産主義に資本主義経済の市場原理を導入した「新経済政策」(NEP)を始める。もともとレーニンが社会主義を始めるに当たって、彼が廃止しようとしたものは資本主義における商業活動だけであって、農業や工業の全面的な改革というものではなかったようである。それで、商業の社会主義化といっても、企業分野における貨幣の流通については元のままにしておいて、国民の必要とする消費分野においてのみ貨幣の流通を廃止して切符制度を導入しようというものであったらしい。国民の購入するも... ...続きを見る

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2010/12/05 16:05
社会主義の成立 その9 〜ドイツ共産党〜
「余は大西洋提督とならん。貴殿は太平洋提督となられよ」、ドイツ国王ヴィルヘルム2世は9歳年下のニコライ2世にこう語ったといわれる。ニコライ2世自身もウィヴィルヘルム2世とは遠い血縁関係にあったが、皇后のアレクサンドラがイギリスのヴィクトリア女王の孫に当たり、ヴィルヘルム2世と同様であった。皇后がいとこの関係にあったので交流していたが、ニコライの父のアレクサンドル3世は「あの男の真似はするな」と忠告していた。だからヴィルヘルムがしきりに満州進出を進めるのを本気にしていたわけではないに違いないのだが... ...続きを見る

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2010/12/01 16:15
社会主義の成立 その8 〜戦時共産主義〜
レーニンには他の政党に歩み寄ろうという気持ちは全くなかった。他の政党の主張することは、いつでも「躊躇と無気力と無秩序」に過ぎなかったからだが、それが幻想にすぎなかったらしいということは、1918年8月に、彼がエスエル党員のファーニー・カプランに狙撃されて瀕死の重症を負ったということからもわかる。農民には全くといってよいほど支持を得られていず、この事件についてほくそ笑む農民も多かったようだ。 ...続きを見る

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2010/11/28 15:27
社会主義の成立 その7 〜レーニンの革命〜
国内情勢が穏やかでないロシアであったが、中国領土獲得に関する野心は根強いものがあったようだ。最後の露土戦争では、勝利を得たものの、イギリスの介入で、実りはあまりよくなかった。南下政策にはヨーロッパの列強がまっているので、そう簡単に収穫を得ることが出来ない。東のほうならば敵はいない。それでぜひとも朝鮮がほしかったようだ。朝鮮には日本も目を向けているが、何とかなるであろうと考えた。まず、フランスとドイツと組んで日本が清国から獲得した遼東半島の返還を要求すると、素直に返還してきた。おまけに、喧嘩を売っ... ...続きを見る

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2010/11/24 17:02
社会主義の成立 その6 〜ロシア第一革命〜
ロシアは非常に未開の地であった。昔大黒屋光太夫(1751−1828)や高田屋嘉兵衛(1769−1827)は、その広大さに驚愕したそうだが、実際の国民生活レベルは江戸末期の日本の方がましだったようだ。彼らの目にはものめずらしさがプラスして異国のものがよく見えたらしい。彼らだけではなく、開国前の日本人はとに角好奇心が旺盛で、黒船の周りも見物客が押し寄せるので整理に大変であったという。 ...続きを見る

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2010/11/21 16:10
社会主義の成立 その5 〜第2インターナショナルとヨーロッパの社会主義〜
パリ・コミューン以来社会主義運動は下火となり、ロシアを除くヨーロッパ各国では、議会制民主主義の中で各国独自の社会主義政党を打ち立て、それぞれが独自に社会改革を推進していくにとどまった。そのため、軍隊の武力による弾圧ができず、かえって社会主義勢力は広まる結果となったのかもしれない。ロシアだけは皇帝一族による専制支配を続けていて、当時のロマノフ王朝は常に世界最大の富を一家で保有していた。だから、この国では、社会主義者の武力による弾圧は結構自由に行なわれていたようである。 ...続きを見る

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2010/11/17 16:04
社会主義の成立 その4 〜パリ・コミューン〜
今回はパリ・コミューンで、社会主義・共産主義が政府に弾圧されて失敗した話をする。多分このときの弾圧が頭にこびりついていたので、レーニンは暴力革命を選んだのだと思う。 ...続きを見る

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2010/11/14 16:08
社会主義の成立 その3 〜ドイツ社会民主党〜
先に述べたように、ドイツ社会民主党は、1891年10月にエルフルト綱領を採択すると、翌年にはドイツで最大の党にまで成長した。このエルフルト綱領は、エンゲルスの助言を得て、カール・カウツキー(1854−1938)とエデュアルド・ベルンシュタイン(1850−1932)がかいた。8時間労働日の規定などが盛り込まれたが、エンゲルス自身はこの綱領にはやや不服だったそうだ。 ...続きを見る

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2010/11/10 16:44
社会主義の成立 その2 〜労働者集会〜
この前、ナポレオン戦争が終わった頃のヨーロッパは、よほど社会が物騒であったので、国家を転覆してまでも世直し運動をする雰囲気であったか、さもなければ好奇心の相当旺盛であったのかという疑問を述べた。そこで思うのがやはり産業革命以降の労働者の生活というものだ。イギリスのチャーティスト運動などというものもある。その運動によりシャフツベリー伯など政治家の間にも労働者の状態に対して同情を懐くものも現れ、彼らの待遇改善に尽力することとなった。そうして出来たのが工場法であったが、1833年に漸く「幼児労働の禁止... ...続きを見る

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2010/11/07 15:38
社会主義の成立 その1 〜理想の国〜
釈尊なども仏教団体には原始共産制を課したらしいが、これは生産を禁じているので、社会形態とは呼べないだろう。最も、完全に生産活動を行わないというものも国家といえるのだといえばそういう意見も出てくるだろうが、国家組織というものはまず生産活動というものを行なう。 ...続きを見る

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2010/11/03 16:52
ゆとりというもの
ちょうど1985年頃、日本がアメリカの不動産や絵画の買収を始めて、「アメリカをのっとるつもりだ」と海外で叫ばれていた頃には、盛んに「ゆとり」ということが叫ばれていた。少しぐらい効果があったのかと思いきや、エイベックスの社長室に「遊びが仕事」とか「仕事が遊び」と毛筆で書いてあるくらいで、あまり代わり映えしない。先日有給休暇の消化率の各国比較というのが乗っていたが、日本やアメリカは相変わらずひどい。日本は昔から、勤勉を美徳だと勘違いして働くだけ働いているわけだが、アメリカ人の勘違いも似たようなものら... ...続きを見る

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2010/10/13 19:02
「ホモ・ファーベル――西欧文明における労働観の歴史」
哲学者の今村仁司(1942−2007)の「近代の労働観」(岩波新書)というのにしようと思ったが、切れているようなので、上述の本を2835円も出して購入した。イタリアの思想家アドリアーノ・ティルゲル(1887−1941)が、世界恐慌の直前の1929年に出版したものだそうだが、高いばかりで、あまりたいしたことが書かれていなかった。今村氏とは異なって、労働や勤勉というものを肯定しているようなところが気に食わない。しかし、現代の人間疎外の機械文明の本質的な問題に「労働観」というものがあるということを強く... ...続きを見る

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2010/09/19 09:46
勤勉は美徳なのか。
「西欧の没落」という本がシュペングラー(1880−1936)にあったが、あの本は第1次世界大戦後のドイツでベストセラーになったそうだ。産業革命以来、西欧の機械文明の急速な普及は、全くといってよいほど、人間の幸福には何ひとつ貢献していないように見える。社会が発達し、生活が便利になればなるほど、人々は幸福に包まれた気分になるどころか、かえって反対に、人間疎外の暗い人生を送ることになっていった。しかも寿命の延びた分より不幸になっていく。個人的な繁栄を求めて勤労にいそしめば、自分個人が豊かになる度合いよ... ...続きを見る

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2010/09/15 15:53
ベジタリアン
ケロッグのコーンフレークというのがあるが、こうしたシリアルを考案したのも、ジョン・ハーベイ・ケロッグ(1852−1943)だそうだ。彼は、キリスト教の一派の「セブンスデー・アドバンチスト教団」(SDA)のメンバーであった。この教団は、半数の人がベジタリアンであることで知られている。そのほかの人も、肉はあまり食べないらしい。ケロッグも、ベジタリアンか、それに近い食生活をしていただろう。 ...続きを見る

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2010/09/01 14:27
エピクテトス(55年頃−135年頃)
彼はストア哲学の源流に帰ろうとし、ソクラテス(BC470−399)やシノペのディオゲネス(BC400−325)の生き方を手本としたといわれる。ディオゲネスは「樽のディオゲネス」とも言われ、その「無所有の幸福」の考え方が後のストア派の思想へとつながっていった。逸話では「私がアレクサンドロスでなかったならディオゲネスになりたい」と、アレクサンドロス大王(BC356−323)に言わしめた人物ということになっている。昼間からカンテラをかざして「どこにも人間はいない」といったり、「私は犬だ」といっては人々... ...続きを見る

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2010/08/25 15:27
天使について
ドリーン・バーチューという人の「エンジェル・ガイダンス」という本を読んでいる。どんな人にも常に二人の天使がついているという。天使には階級があって、人間がコンタクトできるのは最下位のもので、普通これを天使(アンゲロイ)と呼んでいるそうだ。この本では、『ガーディアン・エンジェル』と呼んでいる。そのひとつ上の第8番目の階級である大天使(アークエンジェルズ、アルクアンゲロイ)がこれを監督しているのだそうだが、天使は神の思考を伝えるメッセンジャーであるから、神と同一でもある。ただ、堕落しないように上位の存... ...続きを見る

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2010/08/08 16:45
人は思想だけで生きられるか
太陽の光と水だけで暮らす人のことを扱っているのは、なぜか「X51.ORG」というサイトだけだ。ここだけで他の記事にはないというのが妙だ。それに、中国人には、何年間も何も食べていないという人が何人かいるのに、同じ東洋人の日本人の記事には出てこないというのもおかしなことだ。日本で報告されているのは、長南年恵ぐらいだし、特別な体質の人間だ。中国の婦人の例では、ごく普通の一般の婦人に、ある日突然それは起こった、とある。スペインの婦人に、あごをはずした翌日から30年間も寝られなくなったという人がいたが、同... ...続きを見る

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2010/07/31 14:25
動物の自意識について
いぬや猫が気持ちよさそうに日向で寝転がっている。いったいどういうことを考えているのだろうか。考えるだけなら、あれくらいの脳みそがあれば充分だというようにも思う。蜘蛛の円網などのことを思えばである。「自然が食うためのみの目的で作り上げたものとしては最高傑作だ」とファーブルなどは言ったらしい。蜘蛛にあれだけの芸当ができるなら、犬猫ほどにもなれば、思考経路も人間並みに違いない。 ...続きを見る

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2010/07/09 18:10
UFOについて
「人間には、もともと不合理なものを好む傾向があるが、意識が秩序や合理性を求めることで、それは抑止されている」・・C.G.ユング(1875−1961)。 ...続きを見る

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2010/06/13 09:35
薔薇十字団
17世紀の初頭、ドイツに起こった秘密結社であるが、秘密結社といっても何か辛気臭いようなものではなく、一種の学究的な集まりというかサロンのような感じであったらしい。当時ドイツでは30年戦争(1618〜48)の真っ最中でもあったし、疫病も各地で流行していたこともあって、東方伝来の秘教的雰囲気を持つ教団は、瞬く間にドイツ全土はおろかヨーロッパ中に広まった。 ...続きを見る

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2010/06/09 12:16

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