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zoom RSS 常識の変遷について

<<   作成日時 : 2011/01/15 16:27   >>

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ビッグローブのメールに、「通夜は私服で行ってもよいの?」というのがあった。メールアドレス入力とか面倒なのがあったので、他でいろいろ検索してみた。調べてみると、正式には「行ってもよい」どころか「喪服を着て行ってはいけない」というものだったらしい。それで、今でも礼儀作法にやかましい地方では、通夜には私服で出かけるようだが、それも、喪服を着用して行っても特に非礼には当らなくなってきているようだ。

昔のことを考えると、当時は遺体を冷凍保存する技術などなかったから、通夜はなくなった当日にやらなければならないものだったろう。だから当日喪服で駆けつけるのは、死を予期しているような行動とされ、好ましいものではなく非礼だとされた。しかし、最近は、通夜はなくなった後2,3日たってから、場合によっては一週間近くもあとに行なわれることが多くなったので、十分に時間的余裕の出来るものとなった。

だから、葬儀屋などは『通夜の日に喪服を着ていくのは本来控えるべきだ』などということを一応主張してはいる。しかし、今日では逆に非常識といわれるようなことに点灯してしまっているようで、特に都会では無礼で傲慢な行為だととらえられがちなようだ。このことは何も今日になって始まったものではなく、どうも私がうまれてからずっとそうで会ったような気がするから、まだ遺体の冷凍保管技術が広まる以前から会ったもののようだ。もう40年も前から、通夜は一日おいた後だった場合も合ったようで、当時は遺体のまわりに氷を置いて冷やす程度のものだったので、通夜当日に棺を開けると少し腐敗臭がしていたものと思う。夏だとかなりにおいがしていた記憶があるし、周囲の親戚なども「もうにおいがしているね」などと語っていたようだ。20年ほど前に親父が死んだときも、家に棺を持ってきて一晩おいておいたものだが、今は自宅には運ばないで冷凍保存するらしい。それも零下25度以下でやるそうで、何日たってもほとんど腐敗がすすまないらしい。

海外では、日本よりも長い期間葬儀は行なわずに、通常葬式が行われるのは、2,3週間後であるらしい。米国やカナダのほとんどの州では、遺体の冷凍保存は行なわれず、代わりに『エンバーミング』という防腐処理が施される。血液を抜き取って、代わりにホルマリンなどの防腐剤を注入するそうだ。英仏の一部でも行なわれているという。「エンバーミング」というと、日本では死体を美しく整形するような意味合いに使われることが多いと思うが、元来は『ミイラ化すること』[embalmment]というほどの意味らしい。[enbalming]とは正式にはいわないらしいが、それでも欧米人は普通にこの言葉を使っているようだ。日本式にいったら「消耗」の読み方を間違えて「しょうもう」といっていたら、いつのまにか「しょうこう」という正しい読み方のほうが誤りだと思われるようになったものかも知れない。

日本が行なっているような遺体の冷凍法を「クライオニクス」などという。冷凍保存した遺体を技術の発達した未来に回答して組成しようなどという話につながる。以前は細胞を冷凍したなら、水の膨張により細胞が破壊されるため、その時点で死が決定されるなどといわれていたが、近年冷凍マウスの蘇生に成功したなどともいう。それに、もともと魚類などは、液体窒素などで瞬間冷凍しても、温めて元に戻せば、見た目は普通に泳ぎだしていた。しかし、死を肉体からの解放による解脱として捕らえる人にとっては、このような考え方がとんでもない大間違いであることは確かだ。

「メトセラのように長生き」ということにしても、それは羨望というよりもむしろ肉体の枷から逃れられない苦労の多い人生のことを暗示するようなものだったはずだが、今ではまったく逆の意味合いを持つようになってきている。もちろん、古においても少数のものは長寿を望んでいただろうが。

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