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zoom RSS 田畑も内部被曝に弱い

<<   作成日時 : 2011/04/21 16:41   >>

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始めに「放射能」ということばについて、そもそもの語源というようなものを考えてみる。そうすると、この言葉は、元来黒体輻射(黒体放射:完全放射体)に関連して用いられていたものであるということに気付く。つまり、恒星の温度に関する推定において、あらゆるスペクトルの光線を発する力のことを「放射能」と呼んでいたものである。だから、懐中電灯なども、この定義からすると、放射能を持っていることになるから、空から懐中電灯が降ってきた場合に「放射能が降ってきた」といっても、あながち間違った言い方だとは言えない。これが古めかしい言い回しでもないということに、「放射線」というものの定義には、可視光線や電磁波も含まれるというのがある。ただ人間側の都合で、原子について語るときは、「放射線とはこれこれ」または「あれこれ」、光について語るときは「放射線とはこれこれ」または「あれこれ」というようにしている。「懐中電灯には放射能がある」という言い回しは、子どもが「地球は等速直線運動をしている」と言った場合には間違いで、アインシュタインが同じことを言った場合は正しいというのに似ている。要するに、事の正否の判断は聞いているものの主観とか通念によるものであって、客観的判断ではない。こういう偏見は科学的な態度とはいえない。

原子炉から放射性物質が漏っても、空から実際に放射能が降ってくるまでにはかなり時間が掛かるようである。であるなら、その間に地面にビニールシートをかぶせておけば、地面に放射能がしみこむということはほとんど起こらないはずである。それなのに、被災地の様子をテレビで見ていても、どこもビニールシートなどかぶせているような気配はない。せめてほうれん草畑をサランラップのようなものでくるんでおくだけでも、放射能被害は比較的防げたのではあるまいか。どうも牛の乳が汚染されていたということからすると、放牧場の上にもシートを被せておかなかった節が見られる。そうでなければ、どうしてそれほど早く牛の飼料に放射能が混じったのかよく分からない。

もっともこれは、チェルノブイリのときなどもシートを被せないで置いて土壌汚染を進めるまま放置しておいたらしい。地面にシートを被せて防護したという話も聞かないが、近隣の農民が誰かやってもよさそうなものだ。フランスやドイツでは、電力会社が原子炉周辺の住民に危険の際のパンフレットを配っているというから、そういう話も書いてありそうに思うのだが、なぜか誰も敷いていないようだ。ちょっと意外だが、チェルノブイリ事件のときの欧州政府の対応は、今の日本政府の対応と比べても、かなりお粗末なものであったらしい。情報開示の点についても「安全だ」をくり返すだけで、実際の測定はきちんとやっていなかったが、「原発反対派は測定器を持っているので、どうせばれるだろう」というので、ようやく公開に踏み切ったが、ソ連と比べても公開は遅いほどだったともいう。IAEAから派遣されたあるアメリカ人などは、「それはデータがないのでわからないので、後で発表する」というばかりで、日本の原子力委員会の今の答弁よりもひどいものだったらしい(実際はデータはあったが原発には不都合なものだったので、公表は控えていたらしい)。だから、日本政府に「IAEAのデータは信憑性にかける」といわれるのだろう。もともとIAEAは強力な原発推進論者の集まりで、日本政府のほうは反原発だから、お互いにウマが合うはずがない。設立当時の理念としては崇高な世界協力というのを考えていたのだが、政府寄せ集めの科学者の集まりなので、いつの間にかIAEAの発表は各国政府の都合のよいように改ざんされる様になった。国連IPCCの地球温暖化説が、まったく都合のよいデータ抽出に基づいた根拠のないドラマであるのと同じようなものだ。そうでなくても、海外の測定などというものは、たとえば地上1メートルのところの放射能濃度を測れなどという場合でも、日本の測定者ならばきちんと物差しで地上1メートルのところを測るところが、海外の人間はおおよそのめぼしをつけて、めいめい好きなところを測って記録するといういい加減なものだ。そういう国民性というものはおいそれと変わるものではない。それに、世界クリーンランキングというものがある(*)が、これからすると、現状の日本の透明度は世界でもかなり上位であると推定できる。そういえば、海外のニュース番組などを見ると、大体、何処の国民でも「自分の国は最低。日本がうらやましい」などといっている。隣のカレーはうまく見えるという奴だ。

*透明度世界8位のカナダと17位の日本とでは、日本のほうがはるかに透明であるという話がある。↓
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100707/215315/?rt=nocnt

東京電力の場合、原子炉事故の場合の勧告書のようなものは公表はしていないが、それならば自治会が土壌汚染の際にはシートを敷くなどの検討を行なっていなければならないと思う。私が福島で農家をやっていたなら、すぐにシートを地面に張り巡らすと思うのだが、なぜやらないのかだかどうもよく分からない。今回の場合、原子炉に異変があってから、水素爆発を起こすまでには、2,3日の余裕があった。爆発してからも、半日くらいなら塵はほとんど降下してこなかっただろう。だから対策を準備する時間は結構あったという住民は多かったはずだ。疎開する前に、家をシートで覆ったという話も聞かない。なんでも東京電力や政府のせいにするのではなくて、それくらいは自分でやっておいて、それくらいの努力というのがあって、はじめて損害賠償を請求する資格というのがでてくるのではなかろうか。

放射性物質の沈降速度というものがどのくらいになるのか分からないが、あまり重いもの、ウランとかプルトニウムといったものは、原子炉の水素爆発くらいでは飛んでいかないのかもしれない。物質が降下するときは、下向きの重力と上向きの浮力のつりあったところで、一定速度で落ちていくわけである。風などのないときで、比較的粒子が大きい場合は、抵抗を受けないものの方が速く落ちる。だから、結局大きいものの方が比較的速く落ちることになるのだが、放射性物質を含有した分子のようなものはどのくらいの速度で落ちてくるのだろうか。一酸化炭素のようなものは空気より比重が大きくても、落ちてこないどころか、温まるせいかなんだか知らないが逆に上昇するらしい。原子炉の水素爆発では、せいぜい上空数百メートルにガスが拡散した程度だろう。その中に、仮にプルトニウムなどがあったとしても、風に流されずに、ほとんど真下に落ちてくるなどともいう。放射能を含んだ霧が上昇したとしても、雲の高さまで上がらないと、遠くまで飛ばされるようなこともないのだろう。

空から落ちてくる放射能についてだけなら、ビニールシートで相当ブロックされると思う。雨合羽のように薄いものでも放射能被害というのはまず防げるからだ。人間の場合と同じように、恐いのは外部被曝よりも内部被曝で、余計な放射性物質はできるだけ取り込まないことが大事だ。最も、人間の場合、頑健な人は多少普通より多く被曝したほうが健康長寿だという場合があることは間違いないだろうが、土壌などの場合は、土によって性質が異なるということなどあまりないだろう。白っぽい土は黒っぽい土より、放射線を多く弾き飛ばしたり、ガードが固いので放射能を寄せ付けないとかいうことはあるかもしれないが、同じような土壌の土なのに、頑健な土だとか、虚弱な土だとかいう個性があるというようなことは考えられない。しかし、「地球を大切にしよう!」などという割には、地球の皮膚である泥土を放射能に曝して平然としているのはなんだかおかしな話だ。そもそも根本的に思いやりがわかっているとも思えない。これは地面につばを吐く行為よりも、地面にとってはずっと危険なことかもしれないということは、果たして考えないのだろうか。事物に対して直感的に優しい人間であれば、シートは被せるべきであるはずのところである。第一そうしないと、基本的にミミズは人間と比べて放射能に弱いということが考えられるため、すぐに死んでしまうか、それとも奇形を生じて巨大化するとかいうことになるであろう。活性酸素の高まりにおいてもそうだが、酸素濃度が増えたりして、生命の危険が及ぶようになってくると、生物というものは細胞の数を多くすることによってそれに対抗しようという本能を持つようになるようである。寒くなると身を寄せ合って危機を乗り越えようとするようなものだ。



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