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zoom RSS 精神力について〜物体の実在も創造の産物にすぎないということ

<<   作成日時 : 2011/08/28 09:58   >>

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昔から話題になるものだが、「思考というものは実在するのか」というのがある。もちろん、現在の言葉の定義からいえば、実在するものなどではありえない。実在するものは物体であるという風に定義されている。うんと単純に考える限りでは確かにそうであるが、「それでは物体というものは果たして実在しているのだろうか?」と思うと、これもどうやら怪しい。というのはわれわれの認識しているところの物体というものは、すべてあるものの運動だからである。そこには必ず時間の経過といったものが伴う。

したがって、時間の経過を伴わない、いわば時間軸上の「点」にあるもののことを、われわれが便宜上『物体』と呼んできたようであるが、どうもよくよく考えてみると、そのような存在を実在とすることは、心が実在するという思想と同じように、われわれの妄想でしかないということに気がつく。逆に、物体とは違って、心こそが実在するものであるという仮定を描くこともできる。心は空間に実在しているのだが、時の流れとは共存できないとすればよい。時の経過を伴った観念という心の動きは全く実体ではない。つまり、その場合、心とは空間の3次元にのみ実在していて時間の要素を持たないもので、4次元時空しか認識できない人間には捉えることが出来ないものとなる。

このような簡単な思いなしによってみても、いわゆる「唯物論思想」といったものが誤りであるということが分かる。なぜこのような明らかな誤謬について、デモクリトス以来の原子論者が連綿と盲目的な信仰を抱き続けたのかは歴史上のミステリーといえるものだ。ただし、マルクスやエンゲルスの思想も、背景に強い唯物論思想があるとされてはいるが、マルクスやエンゲルスは原子は無限に分割されるべきもので、原子論者のいう究極的な素粒子(当時は素粒子などという言葉はまだなかったが)などというものは存在せず、彼らの主張は茶番に過ぎないとしたようであるから、この点を見る限りでは、マルクスらは唯物論思想の持ち主ではありえないということは先に述べた。今で言えばアップクォークとかダウンクォークなどというものも、彼らの観点ではそのうちさらに細分されるという考えで、これでは唯心論とか観念論とは無縁なものだとは到底いえない。マルクスはよく言われるように、自分が長閑な人物であったので、心の問題を無視し、経済的に繁栄さえしていれば人間は幸福であるものと信じきっていたのだろう。

要するに、マルクス共産主義の目標とするものは、最終的には全人類の幸福でなければならなかったわけであるが、そもそもの根幹的な部分で勘違いをしていたので、恐ろしく長い時間を費やした懸命な楽園の追求も、結局は徒労に終わった。彼は円周率の計算をこつこつと生涯にわたってたゆむことなく続けていたが、最初の段階で間違えてしまったので、それ以下は全然やらないほうがましであって、古代エジプトの円周率のほうがむしろ正確なものであったわけだ。

真実は、経済的繁栄など、人間には必ずしも必要のないものであった。だいたい、神に祈りが通じていれば、収入などゼロでも人間にはかかわりがない。精神的に満ち足りていれば、人はパンを求める必要などないからだ。別に敬虔な人物ではなくても、心が平安であれば、心の騒がしいものの半分の食事量で充分だということは、どの家でも普通に経験していることである(極まれに、長南年恵のように基礎代謝量がゼロという人物も存在する)。昔から「大食腹に満れば学問腹に入らず」と、頭で考えた知識も、結局は腹に入り滋養の元となるからである。

マルクスやエンゲルスの勘違いというものを示している大きなことに、彼らの思想を受け継いだ実践者レーニンの「『働かざるもの食うべからず』の原理」という言葉がある。どうもレーニンは聖書に本当にそんな言葉が書かれているものと信じきっていたようだ。レーニンと同じ誤解を現代世界の人間の多くも懐いている。ところが聖書には「働きたくないものは食べてはいけない」とあるだけだ。さらにこれはイエスの言葉ではなく、その弟子のパウロの言葉で、ヒトラーの解釈では『パウロほどイエスの言葉を曲解して伝えたものはなかった』という代物である。イエスは、「求めよ、さらば与えられん!」といったのだ。ただ祈ってさえいれば、パンは天から与えられるのだ。そのことは、受難の旅人:テレーゼ・ノイマンが証明したことだ。画家のドラクロワが「人は思想のみで生きてゆくことができる」と述べたことはよく知られていると思うが、多くの画家が彼の真似をしようとしたものであった。けれども彼らのほとんど全員が、食糧なしで生きられるほどの達観した域にまで到達することができずに結局は餓死したのであった。先達の教訓からさえも自立を求めるという傲慢不穏な態度が禍したのであろう。イスラエル国は、国家の防衛のために経典タルムードの研究に終日明け暮れるものたちに年金を支払っている。彼ら超正統派の祈りに強力な国土防衛の効果があるということを認めているからだ。しかし、次第にイスラエル国民も、世の中の趨勢に推されて、次第に精神力というものよりも機械文明のほうに頼るようになっていったので、最近はそれほど超強力な軍団というイメージも薄れてきている。

仕事とか労働という人類に禍をもたらす病的なものに尊さを見出すという、倒錯した観念を持ち続ける大衆の性質こそが、不況の最大の原因であることに、いまや大衆を良いように洗脳し続けてきた肝心の政府機関さえ気がつかない有様で、それだから『円高不況』などという言葉がさも本当らしく聞こえてくるのだ。実際は解雇されることを不況だと勘違いしているだけであって、労働者の削減にさえ成功していれば、輸出産業に全く低迷の影はない。先日も、「国民にとって仕事がないということほどの不幸はない」などと、全く人間というものが分かっていない愚物がやっと政界を去っていったが、こうした妄言を真に受けて暮らしてきたのがそれに輪を掛けた愚かな大衆というものだ。

前回話したとおり、GDP比での輸出総額の割合はせいぜい15%程度だ。海外との直接取引のある企業は3割のみで、そのうち輸入企業の割合のほうがずっと多いのだ。多いといっても、輸出なら輸出だけ、輸入なら輸入だけ、という企業などはあまりない。金額ベースだと、輸入産業の利益のほうが現在のところはるかに多い。だから利益が出ていなければ、単に経営がへたくそだということになる。ただ労働者の引き受け先の問題があるだけで、輸出業者に比べると、輸入業者は人手を必要としないのだ。海外の労働者が生産を請け負っているからである。だから、円高になると、失業者が増える。それで騒いでいるだけだ。内需産業にかかわる向上では、人口が減少傾向にある現在では、以前から物が売れなく、失業者を受け入れる余裕などない。これは企業の責任ではなく、政府の政策に問題があるからであって、円高不況というのは国の言い訳に過ぎない。

資本主義圏でも社会主義圏でもおそらく全体主義国家でもそうに違いないと思うが、過剰生産によって起こる反復されて発生する不況のことを何か多もものの仕業にしようということで、考え出されたのが為替の変動なのであった。どの世界においても、完全雇用を実現し経済的発展を続けていくことが国家の目的であったからである。それは、永久に軍事力を増大させなければ、いつか近隣諸国の被害に会うだろうという被害妄想的な発想と通じるものがある。あるいは日本も核武装を行なわなければ、国家の安泰が保てなくなるといったとんでもない凶器にもつながるものだろう。

人間が勤勉であることをよしとするようになって以来、世界にはろくなことが起こっていない。勤勉な国の軍隊が弱体であるから、核などという使い道のない武器を持ちたがるのだ。強いものは武器など持たないものだ。人々が勤勉であらねばならないなどというのは、特権階級の遊びごとのためだけに用意された妄言のようなものであって、そんなくだらない者たちの遊びごとに原子爆弾を作られるというのはいかにもバカらしいことである。


政治家がベーシックインカムのような便利な政策を行わないというのも、大体において海外からの侵略を恐れて軍事力を増強しようという思惑と似たようなものが邪魔をしているということもある。かような政策が行われたならば、海外から押し寄せて日本人になろうとするものが増大するということはまず明らかであるし、たいていの外国人にとって、日本で受け取る公的な分配金は莫大なものとなるので、彼らが働くことは決してなく、元来の日本人はほとんど彼らのために働くということになるであろうからである。これを防ぐためには、海外企業を発展させると同時に、こちら側の経済的発展を抑えることである。



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いろいろ面白そうなほんがあったので、ぺたぺた貼り付けてみた。

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