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zoom RSS ブレーキの付いていない自転車のこと

<<   作成日時 : 2011/10/02 17:46   >>

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ノーブレーキのピスト自転車(ピスト[piste]とはフランス語で『自転車の走るトラック』の意味だという)の危険性が話題になっているが、そもそもペダルに足をつけている限りは常にこいでいなければ進めないものにそれほどの危険性があれば、もうすでにずっと以前から規制問題が生じているはずである。これについては、連日のようにテレビや新聞の報道に取り上げられているが、不思議なことにネット記事ではエレーニン彗星のことのほうが問題であったようだ。ノーブレーキというわけではなくて、ハンドブレーキが付いていないだけで、エンジンブレーキのようなものはある(逆に言えば一般自転車にはハンドブレーキはあるが、エンジンブレーキは付いていない)。そもそもこの形式の自転車が採用されたのは、1970年代のニューヨークであって、そのときの目的は利便性であった。一般の自転車は車輪の回転が十分であればペダルを漕ぐ必要をなくすために、チェーンと歯車の間は、固定ギアでなくラチェットというものが使われている。そのため、常時自転車を乗り回す必要のある配送要員などは常に注油などのメンテナンスを行なわなければならない。その上自転車自体に過大な負荷の掛かるような場合でも、ラチェットの働きにより運転者のほうは自転車を無理に走行させていることに気が付かないので、傷みも激しい。それを避ける目的でラチェットなしの競技用自転車が採用されたわけだ。固定ギアで、変速装置は付いていないだろうから、走行中にチェーンが外れる心配など、まずないだろう。ファッション云々ではなかったようだ。

そのほかにも、最大のメリットはバック走行が可能なため、小回りが利くことで、とっさに障害物をよけられるというのがあるはずである。筈だというのは、私はそういう自転車には乗ったことがないからだが、多分そういうことがあるので、横転の危険がなく、車道の中央に乗り出し、車の脇をかいくぐるものも増えてきたのだろう。ピスト自転車が危険なわけではなく、以前ヘリコプターのところでも話したことだが、危険な場所での走行が可能になったことで事故が増えたのだ。安全でブレーキを使う必要性も薄れてきたので無駄だと思えるものをはずしたのだろう。たとえば急な坂道を下るときのことを考えてみればよい。ピスト自転車ならば、全くブレーキを使う必要がない。たぶん、危険だというのは、競技用の自転車だから、ギア比が大きいことが問題なので、ギア比を抑えて低速で走行する分には全く問題なさそうに思う。要するに、売るほうが高速走行ができないような一般用のピスト自転車を販売すれば(*)、それで良いのではないかと思うのであって、別段特に危ないようなものではなく、普通の自転車のほうが見ようによってはより危険なものだと思う。そういう風に考えてみると、今頃降って沸いたようにピスト自転車を危険視するというのは、一般の自転車の危険性を隠すためのカムフラージュなのではないかともかんぐることができるのだ。

(*)インターネットで調べてみたら、どうもすでに販売されていたようで、一般用に売られているのは、ギア比2.4〜2.6くらいの「シングルスピードタイプ」というもので、ギア比3.8〜4以上にもなる競輪用のものは特注でもしなければまず購入できないし(よくわからない)、そのギア比のものでは坂道は登れないそうだ。加えて固定ギアのものと、フリーギアのものがあるそうだが、フリーギアというのが通常の自転車の可変ギアのようなものなら、チェーンが外れる場合もあって危ないという感じもする。テレビで見る映像でも、一流の競輪選手が静止までに9m走るなどという大げさなことを報道していたが、実際はそんな速度では走っていないので、たいていはブレーキなしでもほとんど数十センチの距離があれば停止できるようだ。しかも、急ブレーキでないので、冬の凍った道路などで停止する場合はこの方が安全に止まることができるだろう。いくらブレーキが付いていても、不注意である人間はとまれないもので、そんなものを故意に探し回ればいくらでも出てくる。

ところが、ネットを検索しても、このバック走行の利便性を上げているところには出会わない。何か異口同音に無条件で足踏みそろえて危険だという。この影には部品メーカーの圧力と言ったものもあるのかもしれない。仮に固定ギア方式のピスト自転車ばかりが流行するようになったら、自転車の消費は落ち込むことだろう。ピスト自転車には故障が少なく、タイヤ交換とブレーキ交換さえすれば半世紀ぐらいは購入したままの状態で使えるだろう。しかもタイヤの磨り減り方も少なくて済む。その上ブレーキなどまず使わないため、これも25年くらいは交換の必要もないだろう。貸し自転車屋などはこの方を好むだろう。それに、ペダルブレーキだけではすぐには止まれないというはなしもあったが、大いに疑問だ。車の往来する危険な道を時速40キロも出して走行している自転車などというものを引き合いに出して危険だなどというほうが変なのであって、急停止の必要があるところでは、せいぜい時速15キロ程度で走るのが普通だ。時速15キロの場合、反対にペダルブレーキのほうが速く停止できるだろう。乗用車で停止する場合エンジンブレーキのほうが速く止まれるのと同じだ。ペダルをこぐ脚に馬力がない(馬鹿力だとチェーンが切れる場合があるかもしれない。その場合は足を地面につけて踏ん張って止まるしかない)ので、速く走っている場合には速く止まれないだけだと思われる。

ドイツかオランダだったと思うが、普通の一般の車道らしいところをバックで二人乗り走行をしている場面をテレビで見たことがある。「逆回しではありません」とナレーターが言っていたが、慣れれば普通の速度でバックすることも出来るようになるらしい。ただし、日本で一般道を自転車がバックのまま走れるのかどうかはわからない。たぶんだめだと思う。海外でも、だめな場合はだめだろうが、向こうの規則というのはこの辺あいまいで、当事者同士の合意というか話し合いで決められるのだとしか思えないところがある。それでああいう人もいたりこういう人もいたりでわけがわからない。
ユーチューブの動画に「バックサークル」の練習場面があった。↓
http://www.youtube.com/watch?v=WeRUkmTbkF8&feature=related
こういうのを見ると、小回りは普通の自転車の倍以上は効きそうだ。一輪車の動きも出来そうだ。

前進も後退も自由自在という点では一輪車に似ているが、一応車輪が二つ以上付いているので、軽車両に分類される。だから、車道を走らなければならないのかというと、年寄りと幼児は免除なのだそうだ。そういわれて見ればそうで、爺さんばあさんが自転車で車道を走っていても、時速10キロ以上出しているようなことはめったにない。もっと若い人でも歩道を時速20キロ以上で走っている人などまず見当たらないし、車道でも駅伝マラソンのランナー程度の速度でしか走っていないのが普通で、時速40キロの自転車などというものはサイクリングロードでしかお目にかかれないほどだ。つまり競輪自転車並みのギア比など必要ないのであるが、そういう自転車に乗りたいというのも個人の自由である。ただし、ピスト自転車にブレーキがついていないのは安全のためであって、トラックの競技でゴールした人がブレーキをかけてしまうと、後続車がぶつかって危ないということらしい。しかし、一般道ではブレーキの使用が危険を招く場合が少ないので着用が義務付けられている。


子供の頃は、自転車に乗るときは、たいてい全速力に近い速度で走っていたから、たぶん時速50キロは出していたように思う。安物のスピードメーターが付いていたが、サドルに腰掛けたままだと、時速45,6キロがやっとであったことを憶えている。別段変速ギアのようなものは付いていない普通の自転車であったが、それでもブレーキの手入れなどは最初の2年間くらいは何もしなかった。子供の頃はブレーキが効かなくても、何か丈夫な壁のようなものにぶつかればそれで静止したし、また遊びでそういうこともしていたが、中学に入るころから時速30キロ程度で壁にぶつかっても衝撃を感じるようになってきたのでしまいに取りやめにした。手首や背骨や内臓に衝撃を感じるだけでなくて、ぶつかった反動でハンドルが曲がってしまうのを受け止めるということができなくなってきたからであった。ハンドルをとられると、自転車ごと転倒してしまうので、怖くてできなくなった。

ところで、自転車の最高時速の記録はどれ位だと思って調べてみると、前方に風除け板をつけた車を走らせて、スリップストリームという気流による吸い込み降下を利用したものでは、1995年10月にオランダのフレッド・ロンベルバーグという人が時速268kmを出したというのが最高記録らしい。そのほか下り坂では2007年8月にオーストラリアのマルクス・ストエリルがマウンテンバイクで出した時速210kmというのが最高タイムらしい。しかし平地を単独で走った記録になると、カナダのサム・ウィッテムガムが2008年カウリング(風防)をつけたストリームライナーで時速82.3マイル(132.5km)を出したのが公認されているところでの最高速度ということになっている。

自転車↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A#.E3.82.B9.E3.83.94.E3.83.BC.E3.83.89.E3.81.AE.E7.8D.B2.E5.BE.97


○テレビのCMを見ていて、なんとも気に入った歌が聞こえてきて、先日から大変気分がよい。「♪今日の私は機嫌がいい。それはあんたとは関係ない。♪」というのである。私自身「関係ない」という言葉をつぶやくのが癖であって、過去に何度この言葉を口にしたことであろうか。誰が出演しているのだろうと思ってみると、髪型のせいか高橋尚子のように見える。ずっと誰だかわからなかったが、今日になってようやく調べてみると、上野樹里という人で、大河ドラマの「江〜姫たちの戦国」に出ている人と同じ名前である。メイクで全然顔が変わるものだ。

まあ、ピスト自転車でも何でも、マナーを守る人間は守って乗っているし、守らない人間はどこにでもいる。守らない人間があくかというとそうでもなく、大体彼らによって新しい社会のしきたりが作られていく。要するに彼らが何をしようと彼らの自由であって、彼らとかかわりのあるのは交通規制の警察官ぐらいなものだ。一般人には関係ないことだ。

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