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zoom RSS 恒産なければ恒心なし。

<<   作成日時 : 2011/11/17 16:39   >>

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キリスト教はよく貧乏人の宗教だといわれる。それはパウロがイエスの教えを滅茶苦茶なものにしてしまったからだとヒトラーは語っているそうだ(ヒトラーの千年王国で、「パウロはイエスの協議を徹底的に歪曲し」、ローマを内側から破壊に導いたということを述べた)。事実問題として、弟子たちがイエスを本当に信じえたのは十字架以降である。それはイエスも直接身に沁みてわかっていたことらしい。だから、ヒトラーの言い分が真実であるというのは大いに考えられるし、おそらくヒトラーほどの才能の持ち主であれば、キリスト教会のどんな神父などよりもイエスの真情というものが理解できたのではあるまいか。イエスだけではなく、モーセなどの人物にたいしたもヒトラーは畏敬の念を持っていたに違いないと思う。イエスをはじめとする預言者は、いずれも、精神的富と同様に物質的富にも恵まれていたからである。それでも、預言者たちの物質的富は、ヤコブの時代を頂点として、次第に減少してきてはいるようにも感じる。しかし、これは聖書もまだ読んでいないのでなんともいえない。レビ記というのが恐ろしく退屈なので、もうすっかりいやになってしまった。

それでいきなり新約聖書のイエスの時代にはいるというのも本意ではない。旧約を読み終えた段階で新約にはいれば、今までの経験からいって、世間で言われていることとはまたがらりと変わったことが見えてくるのではなかろうかと思うからだ。しかし、どうもよく言われるように、イエスが富み一般を否定したわけではなさそうである。すると、「富めるものが天国に入るのは駱駝が針の穴を入るより難し」(マタイ19:24)というのは何だろうかと思うのだが、ここで弟子たちが大層驚いて、「では誰が救いを得られるのか」などとイエスに質問すると、人間には不可能なのだというようなことを言っている。どうも、紙への信仰心に匹敵するほどの地上の物質的富を得ることはできないのだから、いっそのことそれ全部捨てちゃいなさいというようなことらしい。そして、こういうことをパウロが自己流に解してアテナイで説いたところ、そんな知恵は古臭くて相手にできないものと大笑いされたというのが、ヒトラーの語るところだ。全財産を放棄して平穏を得た人物などギリシャには数多く伝えられていたからだろう。ギリシャ人にとってはちっとも不可能事ではない。たぶんヒトラーは聖書は全文目を通していたし、ほとんど暗証できるくらいに理解していただろうから、パウロの浅薄さがよく見えていたのだろう。もちろんパウロの解釈のほうがヒトラーのものよりイエスの教説により近いという可能性も残ってはいるが、ヒトラーの知性や直観力はパウロをしのぐだろうということが気になる。パウロのほうが人格者だというのは、ただ単に宣伝工作のためでしかないと見るべきである。キリスト教の虐殺の歴史は、ナチスの10倍を有に超えているだろう。

前にも言ったが、パウロの教えは、事労働に関する限り、イエスのものとは全く異なっている。イエスの考えはむしろ古代ギリシャ人のそれに近い。労働は不浄なものとまではいっていないが、下位層に属するものであり、それについて気に病むことはないといっている。父なる神の国と義とを求めることで、必要なものは総て叶いいれられる。思い悩むことはないとは語っているが、むしろ「労働はするな!」という命令のようにも受け取られる。もちろん「求めよ!さらば与えられん」などといってもパンを求めたのでは果たして父がパンを与えてくれるかどうかの保障はできない。パンを求めるような無思慮なものに命は与えてはくれないだろう。神の国と義を求めなければならないのだが、それでも願いがかなわないときがある。イエス自身も、「なぜ私をお捨てになったのですか?」と疑問に思っているところもあった。しかし、自分の命の糧よりも、正しい父への信仰を上位に仰ぐという覚悟がなければ、真の信仰など得られないのではないかと思うところもある。そうだとすると、パウロはとんでもなくイエスとは離れたところに位置することになる。たぶんヒトラーの主張のほうが正しいのだろうが、ヒトラーも、イエスをアーリア人と決め付けているなど、いろいろとおかしな点もあるだろう。彼はどうも、ユダヤ人が共産主義を利用して世界を支配しようとしていることを信じて疑わなかったようだ。それも100%違っているとは言い切れないように思うが。

モーセにとっても、日々の糧を得るための労働は不要だった。パンは毎朝天から降り注いでくるものであって、人々はただそれを拾い集めるだけでよかったのであった。

「労働しなければ生きていけない」というのは、そう思い込む人々の怨念が現実化したものに過ぎないのかもしれない。たとえば、割りと簡単なトリックに欺かれたのが、サブプライム問題に始まる欧米の経済危機や、最近の欧州の債権問題だろう。信用不安というものは、問題が表面化した跡でおこるものだ。取り付け騒ぎなどというものが起こるのは、かなりばかばかしいもので、人心の統一があれば決して起こらない。ナポレオンヒルの「思考は現実化する」の負の局面だ。正の局面のものより、はるかに人々の注目を集めやすく、現実化しやすい。愚か者はいつでも虚報の中を生きている。経済的な虚偽は振り払うのが難しそうである。経済活動そのものが妄念であるということが人間には認識できないからだ。


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↑本のネーミングが面白いので、またのせた。まさに「病」としか言いようがない。国家そのものの存在を許容するという社会がそもそも不思議の国の世界なのだ。


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古本麻由子
2011/11/17 16:46

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