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zoom RSS 地球温暖化で北極の氷が溶けるとどうなるのか。

<<   作成日時 : 2011/11/20 16:13   >>

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近頃は北極圏のほうばかりやたらと温められて、北極回りの近道ができるくらいに氷が解けて海水面が上昇してきているという。それで北極の氷が総て溶けたなら全世界の海水面はどのくらい上昇するかというと、たったの数センチ程度だろうということであるが、これを1メートルだとか2メートルだと騒ぎ立てると、その方が好奇心を煽り立てるのか、そういう話のほうにひきつけられてしまうというのが心情のようであって、よく売れるSF小説を書く作家というものはこの辺の勘所をわきまえているに違いないなどとも思う。海面が上昇するからといって、その分量はもともと海の水が凍る前の総量なのであろうから、前後何も代わっていないといえばいえるのであるが、凍る際にあたりの海水をスポンジのように吸い込んでゆくという性質も面白いといえばいえる。

果たして北極の氷が総て解けたら世界の海水面はどのくらい上昇するだろうかと思ってネットを検索してみると、以外に多くの人が「変わらない」ものと思っている。武田邦彦のような工学博士で物理学に普段から慣れ親しんでいる人でも「浮かんでいるものが溶けても水位は変わらない」なんていっている。あまり変わらないだけで、少しは変わらなければ変だ。コップに海水と同じ比重の塩水を入れておいて、冷蔵庫の氷を浮かべておいたら、そのうち水かさが増えているだろう。コップに入れた真水に浮かべた氷をクモの糸などで上から引っ張っている状態で浮かんでいるのだから、溶ければ当然嵩が増えなければならない。北極の氷は冷蔵庫の氷と違ってかなりミネラルや塩分を含んでいるだろうから、実際にはそんなに増えないと思うが。南極の氷が全部溶けたら60メートルだか70メートルだか海面が上昇するらしい。海水の比重が平均1.025であることを考慮すると、北極の氷というのは、0.025の分だけ引っ張られて余分に海面に出ていると見てよいから、この分だけ海の水が増えるわけだ。そうすると南極の氷の40分の1の強さで海面を上昇させる力があるということになる。ところで、氷の量というのは南極側のほうに圧倒的に多く存在している。まあ、北極側の100倍はあるだろう。100倍とすると、それとあわせると、北極パワーは南極パワーの40×100分の1だ。そうすると、せいぜい70mの4千分の1だから、2センチにも満たないということになる。ところが、温暖化すると、海洋からの水蒸気の蒸発が盛んになり、また南極大陸が温暖化すると、湿った大気がここに雪を降らせるので、反対に南極は氷に覆われ、海面の水位は低下することになりそうだ。だから南極の氷が総て溶けるということはまず今後も当面はないと思う。

まあ、2センチ程度ならば「変わらない」といっても正解だろう。それよりも、温暖化すると、どうも海水面は低下するだろうという結論になったほうに興味がわいた。現在の南極地方は極度に乾燥していて、ほとんど雪が降らないというところが案外盲点で、おまけに温暖化すると水蒸気の蒸発量が増えるということもほとんど注目されていないことだ。また海水の温度が上昇することで、体積が膨張して結果界水面が上昇するというのも、あまりありそうにないことだ。海水温は蒸発の気化熱で冷やされるし、深層まで温暖化で温まって膨張するはずもないので、推定どおりに現実が進行するわけもない。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
工学博士は物理学には慣れ親しんでいません。大学の工学系の講義を聞けば分かりますが議論するのに必要な「言語」は全く異なります。強いて言えば物理工学科の方々は物理学には慣れ親しんでいると思います。ですから、武田邦彦氏はそもそも物理学を体系的には学んでいないと思います。もし学んでいたとしても、すでに忘れている可能性があるあります。最悪の場合マクスウェル方程式さえ書き下せないかもしれません。
リグア
2011/11/20 22:14
どうもコメントありがとうございます。でも、浮力に関するようなところは、工学部で物理を学んだ人でも、直感というものが身についているように思うところもあります。マクスウェルの方程式に関しては、たぶん理学部の物理学の教授でも「えっと、何だっけ?」というくらいのもの(知っててわざとやってるのかもしれませんが)で、単に物覚えがどれくらいよいかというほどのもので、暗唱はできないという人も多いと思いますので、テレビなどで拝見するイメージでは、武田さんもきっと覚えていないでしょう。
whitehand(管理人)
2011/11/21 15:42

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