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zoom RSS 景気が悪いと思う理由はなにか?

<<   作成日時 : 2012/05/06 11:55   >>

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その第一の原因は、世界に遅れを取っている日本の平均株価の低迷状態にあるだろう。株式市場が暴落すれば、まず金融機関が経営難に陥り、企業融資が滞り、企業は従業員に給料が払えなくなる。そういうのを景気が悪いというが、かといって不況というわけでもない。日本が不況とは全く無縁だということは、近年の貯蓄残高がバブル期の2倍をこすこと(これは円高のせいではない。円ベースで2倍以上の伸びである)や、電力消費量がバブル期を上回ることや、マイカーの保有率が当時をずっと上回るということからも分かる(*)。ところが、世界中で唯一といってよいと思うが、近年、日本だけが株価の最高値を更新できないでいる。サラリーマンの平均賃金も下がり続けている。平均賃金は下がっているものの、一世帯あたりの構成人数も減っているのだから、別にとりわけ問題がおこったわけでもない。もちろん、世界中が低迷しているとき、日本だけが驀進という時期もあって、今の金額に換算するとボーナス3億円というサラリーマン天国の時代もあったらしいから、正しくは「時代はまわる」というべきなのだろうが、そのときの恩恵を実感できないという個人主義的な思考方法に問題の根幹があるといってもよいかと思う。

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     (ドイツDAX指数なども同様に右肩上がりの傾向)

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(*)「格差脱出研究所」というところに面白いグラフがあった。犯罪は昭和のほうがずっと多くて、それも加えて、平成のほうが昭和よりもずっと暮らしやすく、恵まれたよい時代だというものだ。今の日本に不景気などは泣く、ただ好景気がないだけだという。ただ、「バブルの頃と比べたら現在は不景気だ」などとあったが、これには疑問もある。バブル時代のような原始的ともいえる生活をいまだに続けている家庭というのはまず存在しない。当時はクーラーがない家というのもかなりあったように思う。電子レンジなどはもちろん普及していなかった。温水トイレなどというものはまず備えていなかったし、いわゆる家庭内の贅沢といったものは現在の方がずっと多い。

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なぜ、サラリーマンの賃金が下がるかというと、円高だから輸出すれば赤字になるのに、生産を続け、国外に輸出するからである。輸出産業に従事しているものは総て自宅に待機させ、彼らの通常の給料分は国が国債を発行することで無条件に支払うだけであったなら、今もってまるきり問題なく世の中は動いているはずである。赤字なのに働くということは、金をもらう換わりに、金を支払って働いているのだから、賃金が下がるのは当たり前だ。なんとも馬鹿丸出しというものである。そのほかに、従業員全体が若くなっているということもある。古い高給取りを押し出しているのだから、平均賃金が下がったようにみえるというのもある。しかし一方で20代から30代の層の格差はものすごく、年収100万以下のものも多い変わりに、年収2000万に届くものもかなり多いという。そのうえ、年収の高いものは副業でも稼ぐ。発想の斬新なものにとっては極めて過ごしやすい時勢であるからである。

しかし、仮に現行の社会保障制度が充実したとしても、従業員が自ら会社を退職して社会保障を申請するというようなことをするはずがないのだから致し方ないが、輸出企業のほうも自由に人員カットできないので、不本意的に工場を回転させ赤字を計上せざるを得ない。そうするとものがだぶついてますますデフレ傾向が続くことになることが考えられる。まあ、手っ取り早い解決策としては、日銀が無制限に市場に紙幣を供給することだろうというのは誰でも考えそうなことだ。そうすれば、まず最初に株価が上昇することは間違いない。それがきっかけとなって輸出企業の業績が回復して、従業員の賃金が上昇するというのも、まずまちがいがない。しかし、インフレの度合いがひどくて、賃金上昇分を打ち消してしまうかもしれない。
 
失業率の上昇ということに関しては、私はこれはむしろ好ましいことのように思う。特に30代以下の失業率が10%以上だというが、基本的に人口の2割程度のものは社会に進出させないでおくほうが企業の効率はアップするのではなかろうか。今の動きは、効率のよい社会を目指す過度期的な動きで、私としては無能な人間は雇用すべきではないと思っているので、これはよい方向に向かっているのだと思う。


ベーシックインカムを導入するならば、総てが自動的にうまく回転するように思えるが、そういうことはどの国でも実行しないということはまず明らかだ。資本主義のもっとも問題なのは過剰生産だ。ところがものづくりは必ず社会の役に立つものと思い込んでいるのがこの資本主義というものなのであるから始末が悪い。そうすると、必要のないものまで作るので、金が余っているのに物が売れないという現象が起こる。金持ちになっているのに不景気だという感覚だ。しかし、なんと言っても、『不景気でならなければみんなの仲間に入れない』という疎外感が、単なる個人の問題である不景気を集合化させて不況の心理を作り出している。


巷には開拓ゲームなどというものがあって、いろいろな性格の人を混在させて社会を発展させてゆくというシミュレーションができる。各国政府なども、当然こうしたもので今後の社会を占うということを行なっているものと思う。天気予報の占いなんぞにスーパーコンピューターを利用したところで、どうせ入力するデータとして何を選んだらよいのか分からないだろうから、そうしたものなんかは後回しにして、身の回りの経済の動向を占うためにこうした大型コンピューターを利用するべきである。そうしてすぐにマスコミで公表すべきなのだが、何処の政府もそうしたデータを公表していない。10万人程度の社会集団の経済活動を予測することなど、割と簡単にできるであろう。もう10年以上も前からゲームとしてはその種類のものが数多存在している。シムシティなどといったゲームはもう幾つも版を重ねている。ああいうものを使えば、今回の世界金融危機などといったものが勃発することはおそらく予測できたはずで、ゴールドマン・サックスなどの動きはまさにそれを物語っているようにも感じられる。CIA、FBI、NASAと言ったところなど、前々から分かっていたのではなかろうか。



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