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zoom RSS 大杉栄とホリエモン

<<   作成日時 : 2012/11/23 12:23   >>

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先日取り寄せて、当面積読状態にしてある『大杉栄 日本でもっとも自由だった男』の続きをふと眺めていたら、ホリエモンが中森明夫のツイッターを非常に熱心に閲覧していたということが載っていた。中森明夫(*)というのは『アナーキー・イン・ザ・JP』の出版と同時にツイッターを始めたという。面白いことに、ホリエモンが収監されたのは、ちょうど38歳時で、大杉栄が死んだ歳に当るのだそうだ。もともと堀江貴文氏も自由を追い求めていたせいもあって、獄中で『アナーキー・イン・ザ・JP』を読み、大杉の思想に感銘を受けていたという。

(*)中森明夫↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%A3%AE%E6%98%8E%E5%A4%AB


大杉栄の虐殺も、ホリエモンの弾圧も、政府にとって都合の悪い人物を迫害するのは古今変わるところがない。ただ後者が前者に比べて著しく異なるのは、その独裁的性格であるといえる。ホリエモンの父親も、彼を信長にたとえていた。腐敗した権力構造に対抗する為に、彼が用いたものは財力であったが、功成し遂げる前に眼を摘まれてしまった。平和ボケと揶揄されることの多い日本社会ではあるが、オウム教などがいかなる暴力を用いても体制を崩すことは全く不可能であったことは注目に値する。しかも鎮圧に当って軍事力を利用することも必要なかった。裏を返せば、それだけ社会生活の自由が制限されている。どれだけ国民全体が飼いならされているのかということだ。

ライブドアの経営を行っていたころの彼がたとえ社会主義思想の持ち主であったと仮定しても、アナーキストと呼ばれるものとは程遠く、むしろボルシェビキに近かっただろう。しかし私が彼に好感を持てるのは、社会主義者に往々にして付き物の貧乏くささがないからである。優雅さとか洗練されたものも持ち合わせてはいないだろうが、なんとしても自由を得たいというガッツがある。彼の大きな特徴は、他人には見られない金銭に対する執着心であって、これは私にはほとんどないようなので、金銭を見てその使い道が瞬時に把捉できる彼の能力には羨望といったものを感じる。私はよくよく考えないと金のありがたみが分からないので常に残念に思っている。従来金銭欲というものは人間に特徴的なものと思われていたが、どうやらそれは人間側の一方的な先入観のためで、類人猿はもちろんのこと、サルでも比較的蓄財の習性を身につけるのはたやすいことのようだ。どうもサルの想像力もないと思うと、これが癪に障る。

ともかく、今の腐敗した世の中で自由を得るには、金銭を手に入れるしかなさそうである。だから金銭欲というものは人間にとって非常に大切な感情の一つだ。それで前回金持ちになる方法を考えてみたが、実際やってみると、やはりかなり億劫だ。一日2時間くらいは時間を取られる。サラリーマンならただ会社に行けば8時間は容易に暇つぶしをしていられるのだが、自分でこれを行なうのは大変面倒である。


幸徳秋水らを処刑した大逆事件が1910年の5月、続く同年の8月には日韓併合が起こっている。どちらも海外から相当の非難の渦が湧き上がった年だ。この年を境に、内には思想の弾圧と外には度重なる侵略が起こり始めた。まあ、何処の民族においても体制に反対するものはいるもので、日本の侵略についても、これを文明開化につながったものとして〈好し〉とするものも若干存在することはもちろんである。たとえば、北朝鮮においては人口の3割ほど、韓国においては1割ほどが日本の侵略を〈是〉として認めていたであろうが、彼ら少数派は国論としては反映されない。そうして関東大震災で大杉を虐殺した余波が現在まで続いている。現代社会の弾圧は政府が行なうのではなく、かつて大杉が論じたような社会的弾圧だ。大多数の国民を統制して家畜化しておけば、いつでも多数決の名目を持って独裁恐怖政治と同じようなことが出来る。しかも馴致された羊群は檻の中にいて不自由を感じない。今の日本社会が自由主義だと思って闊歩しているが如き有様だ。はなはだしいのは労働という刑罰で、なんとも驚くべきことに社会全般において〈勤勉は美徳〉の風潮が蔓延している。1923年以降日本の自由精神は完全に崩壊したといえるが、ここに来て漸くこの資本主義経済の国家体制に疑問を持つものが多少表れ始めた。しかしいまだ日本国家に対抗できる新国家を国内に樹立しようという動きは見られない。


一般の日本国民のものの見方が如何に偏向されたものかということは、毎度取り上げることだが、ソ連や中国に対する極端な優越感のようなものがある。かつてソビエト戦闘機が大韓航空機を撃墜したとき、「ソ連は非常に辛抱強かった」とソ連軍の行為を賞賛したのは、現実を知っている自衛隊のみであったといってもよかった。残りのものは赤い国に対する理由もなき非難を繰り返しているのみであった。



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