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zoom RSS 殺人罪の時効について

<<   作成日時 : 2013/09/29 09:31   >>

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ちょっと前のことだが、2010年の4月27日に殺人罪などの重い犯罪に関しての時効が変わって、従来25年であったものが30年または時効なしとなった。このため、2010年の4月26日までに時効を終えていた殺人犯は無罪となったが、翌日以降に時効を迎えるはずだったものには向こう5年間以上自由を束縛されることになった。

ちょっと考えると、過去の時点で刑が確定されていたものが、将来において変更されたようで編ではないかと感じるのだが、どうも時間の経過などというものは物的なものではなく、処罰の直接の対象とはなりえないものであるから、これでいいらしい。

その伝で考えると、一般にニュルンベルク裁判だとか東京裁判は事後法であるから無効などというのが一般の解釈らしいが、戦争に関する犯罪などというものはそもそも精神構造的なものであって物質的なものではないから、やはりどうも時間の経過によって裁きを逃れるのが可能かというと、これには異論もあるようである。精神的なものは不死であって、将来における裁きも現在と同じなのであろうか。

よくわからないのが、自由の束縛が5年間延長されるのはよいにしろ、その5年間の間に捕らえられた殺人犯に死刑は適応できるのかという問題がある。死刑執行は完全に物理的な処理であって、過去において確定された判決では死刑になるはずのなかったものが、将来において処刑されたというのは何かおかしい。

一応、平等を期すために、すでに時効が成立して無罪となったものに対しても、新たに成立したほうを適応すべきであるという意見もあったが、それは見送られたということだ。この考えでは、時効の成立によって無罪が適応されたわけではなく、起訴ができなくなっただけだという。

まあ、殺人に関しては、ハンムラビ法典以来継続して重大犯罪なのであるから、無罪になったかのように見えても、あくまで見かけだけであるというのは納得できる。


殺人のような万国共通に極悪犯罪とされるようなものとは異なり、国によっていい加減に時効の解釈が分かれるものもある。例えば、イスラエルのパレスチナ占有権などである。または尖閣諸島の領有問題なども入るかもしれない。前者に関しては金銭による土地の買い占めであり、後者に関しては無人島の制圧による取得である。いずれも時効の概念が国内外で大幅に異なるのが騒ぎのおおもとだ。

土地などのほかにさらにどうでもいいようなものに、財産権の時効というものがある。しかし、法律上の規定通りに事が進むかというと、しばしばこれとは異なる。一般に債権の時効は10年とか20年であるが、大体において古参の銀行というものは江戸時代の証文が発見されたとしても、その証文を利息付きの現金と交換するのが常である。これは殺人などの場合のように受け手にとって被害のあるものではないので、支払う側(殺人の場合の加害者)の自由意思で支払いを拒否できるというだけの代物に過ぎないからだ。無害な事柄に関してはあくまで自由が尊重される。




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