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zoom RSS 安倍晋三氏の幼児性

<<   作成日時 : 2013/12/29 12:07   >>

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アーリントン墓地に埋葬された自由世界の英霊と、靖国神社のごろつきどもを同一視するからである。こうした頑是なさは自由民主党に属する多くの議員が有するものらしい。高市早苗議員なども、靖国の戦犯たちが国のために戦った英霊であると主張していた。

第一に国家のためになど戦った連中などではない。愚連隊に近い者たちであろう。まあ、若干の例外はあっただろうが。それは関東軍の中国越境の際、天皇が「ただちに撤退するべきである」といったことにも表れている。少なくとも、天皇一人がそう述べたということは、それだけで国家の意向に沿うことではない。ただ、日本国政府の態度が曖昧模糊としていたにすぎない。曖昧であったということは、やる側にしてみればすなわち容認されたということになる。力を持つものが常に行うことだ。

半藤一利氏の「昭和史(1926→1945)」などには大変わかりやすくこの辺のいきさつが書かれている。欧州などでは以前から日本の侵略性について口うるさかったところを、何かと日本に好意的でその場を取り繕ってくれたのがアメリカ合衆国であったが、日本の満州進出が露骨になってくると、とたんに態度を硬化させ始めたということが書かれている。スチムソン国務長官などは大衝撃を受けて「もはや日本は信ずるに足りない、これは侵略戦争である」と言い出した。1928年(昭和3年)の不戦条約に日本は全く違反している。自衛戦争などというのは全くの詭弁であると決めつけたわけだ。これが大体1930年(昭和5年)ころのことらしい。

それでも翌年に上海事変が始まると、天皇の尽力で何とか事態は収束した。世界各国もひとまず安どする。いよいよ中国と停戦協定が結ばれる運びになった。天皇誕生日の4月29日を式典の日柄に選んで調印式が行われたのだが、間の悪いことに朝鮮の反日分子が調約式の行われた壇上に手りゅう弾を投げつけて、頼りにしていた関東軍幹部が死んでしまった。侵略戦争を続行しようとする関東軍の企みかもしれない。それほど大事な場所に、どうして手榴弾を所持した朝鮮人が忍び込めたのだろうか。

これで邪魔者がいなくなったので、軍部は当初の予定通り南京付近まで進攻した。そこでお開きにして軍部の暴走ということにしておけば、日中全面戦争にまでは至らず、単なる支那事変で終息するだろうという読みだったらしい。それで南京を攻略したところで、予定通り日本政府に打電した。南京高どこだかよく知らないが、とりあえずそうしたという。当然、政府は戦争の終結を命じてくるから、その時は「はいわかりました」とすればよいというほどの思いだったらしい。ところが意外なことに、政府からの返事は「もっとやれ!」というものだったので、軍部もびっくりしたらしい。犬養首相が5.15事件で暗殺され、政権に就いた近江文麿の「蒋介石政権を相手にせず」という文句だ。これで日中全面戦争から太平洋戦争につながる下地ができた。軍部の暴走などではなく、日本政府自らの指令により、日本の全面的な侵略戦争が開始されたわけだ。天皇は国政に介入することはなくなったが、それは頼りとしていた軍人が死去したため、仕方なく陸軍大臣をつかまえて、彼に停戦を強い口調で命じたところ、身動きが取れなくなり自決してしまったからだという。もっともこの辺はうろ覚えで、前後が逆だったかもしれない。ともかく、「天皇ともあろうものが国政に容喙することは、高貴な者の行うことではない。英国国王を範とすべきである」と進言されたことが強く影響したらしい。

それは日本側が自己弁護としてしばしば口に出す「法規の事後解釈」などではなかった。すでに1930年以前から日本の国際法違反の侵略行為は指摘されていたものである。


中国国民、特に当時の被災者の末裔にあっては、この時にあってもなお復讐の念を多少なりとも心に抱いているはずである。恐らくは、「自分たちには日本国民の10万人や20万人を殺戮する権利がある」と思っているかもしれない。それほどの怒りをなおも抱いているだろう。交通事故の被害者側が加害者を不当に憎むのと同じだが、交通事故のほとんどすべてが過失によって生じるものであるのに対し、往時の侵略行為は意図的に行われたことが大きく異なる。そのため、彼らの怒りは決して不当であるとは言えないものである。





さて安倍内閣に属する多少の人物はなにゆえにこうした歴史的な事実を無視するのだろうかというのが大いなる問題なのだ。彼らの主張は、まるで頭の弱い右翼の連中と同列である。なぜ国政を牛耳る者たちがこれほど愚かなのか。


まあ、愛国をスローガンに掲げる人物にはどこかかわいらしさがあるというのは本当だろうが、それが総理大臣であってはだいぶまずいだろう。もう少しは分別がある人物かと思っていたが、今回のことで大分失望した。




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