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zoom RSS 劣化ウランについて

<<   作成日時 : 2014/02/03 17:23   >>

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3回連続で劣化ウランについて調べた。今回の一回目は、劣化ウランの放射能が低いということを無理に説明しようとして、教科書に書かれていない単純な間違いをしてしまったが、こういう間違いをしても、ウランにばかり気を取られていては本質を見抜けないということがよくわかるので、訂正しないで置いた。




ちょっと考えると、天然ウラニウム原石などと比べて、劇的に放射能が減少するような気もするが、別段劇的というほどでもないらしい。濃縮ウランの放射能が高いのは、ウラン235がウラン本体のほとんどを占めるウラン238の半減期に比べて短いからである。しかし短いといっても、前者の45億年と比べて7億年という程度であって、6分の1か7分の1に過ぎない。

半減期が短いものは、指数関数的に崩壊も速くなる。というより、実際はこの逆に現時点の元素崩壊率を量って半減期を求めている。ウラン235は、ウラン238よりも、2^(45÷7)倍だけ活性だ。86倍くらいだ。

天然ウランを構成するものは、全体の99.3%弱を占めるウラン238と、0.7%を占めるウラン235がそのほとんどだそうである。次に多いのがウラン234で、0.05%と少し存在するそうだが、劣化ウランというのは、ウラン235の濃度をウラン234と同じくらいにまで薄めたものをさす場合が多いらしい。

さて、ウラン238もウラン235も、アルファ崩壊を起こすが、その時のエネルギーは、ウラン235が4.68M電子ボルト、ウラン238が4.27M電子ボルトと、これは大体同じくらいだ。飛んでいるアルファ粒子は正に帯電していて、原子は負の電子殻におおわれているから、外部被ばくに関しては簡単に遮断できる。

そうすると、ウラニウム原石の持つ放射能は、ウラニウム原石がウラン235と238だけで構成されていると考えた場合だが、ウラン238の放射能活性を1とした時、(1×99.3)+(約86×0.7)≒160.ウラン原石が100%ウラン238で構成されていたとした場合の放射能は100だから、ちょっと意外なことに、ウラン235の寄与はせいぜい6割ほどに過ぎない。だからウラン235オンリー100%濃縮ウランと比べても86分の1、原石(鉱石)とくらべたら5割も放射能が減っていない。

もっとも86倍などという推定値ではなく、直接測った数値があるはずだから、それを採用するべきだが、データがないので、半減期から逆に計算した。86倍ではなく、1000倍違っているとした方がイメージ的にはしっくりくる。原石の6割以上も放射能があるのでは、とても砲弾にできるような代物ではないからだ。

劣化ウランが砲弾や防御版に使われるのは、比重が、鉄の2.5倍、鉛の1.7倍もあり、同速度で射出するならば、運動エネルギーの非常に大きなものとなるからだが、穏やかでないのは高速で大気中を飛行すると自然発火するということで、これは爆撃機からの爆撃でも同じらしい。自然発火して周囲に毒性をばらまくということは、国際法で使用が禁止されている化学兵器に該当するではないかという気もするのだが、そうしたものを実戦で使用するためには、様々な嘘偽りを並べる必要がどうしても生じてくるであろう。




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