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zoom RSS なぜ機械の合成音は女性の声なのか

<<   作成日時 : 2015/07/26 09:04   >>

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昔ナイトライダーなどという喋る車の連続テレビがあったが、あの場合は男性の声であった。当時はまだコンピューターの合成音技術が余り発達していなかったので、初音ミクとか初音マイクといったものは発明されていなかったから、吹き替えは人間がやったのだろう。初音ミクにしろ、たぶん始めにネーミングされたときは「発音マイク」だったのだと思う。マイクを女性らしく呼んでミクにしたものの、発音ミクではごろが悪かったので、「発ねミク」と呼んでいるうちに「初音ミク」になったのだろう。いつしかキャラクターがついて個性があるかのように扱われているが、本来は道具の名前だ。2007年以降ヤマハから複数のバージョンが発売されているそうだ。だから人間のようにこの世にひとりしかいないというようなものでもない。今のところ、マイクよりミクが活躍しているというのは、男性の声のほうが一般的に女性より低いケースが圧倒的であって、機械的な音声には似合わないという理由からだろう。仮にロボットが男性を想定したような場合であったとしても、その声のトーンは女性の場合よりも高音である場合が昔から多い。機械音を帯びた低音というのは、不気味でわずらわしいだけである。ライオンの低いうなり声が不気味であるのと似た感じだ。

アメリカ映画等見ると、悪役ロボットの吹き替えはたいてい男性の声である。これは日本でも大体同じで、鉄腕アトムなどは女性の声であったが、悪の手先のようなロボットの声は男性の太い声であった。

雷がごろごろとなるさまも、どこかライオンのうなり声を思わせるが、雷放電の音というのも、近くで聞くと意外に高い「ぱちっ」という音がするのではないかと思う。一度だけごく近くの避雷針に落ちたときの音を聞いたのだが、普段耳にしている静電気放電の音とよく似た感じだったので返って驚いたものだ。「ごろごろ」という低音は空気が膨張爆発するときの音らしい。低い機械音としてイメージできるのが、大気中を伝わる雷爆発の音だ。非常に不快で耳障りな音である。人類というのは誕生以来その種の低音を避けるように進化したのだと思う。いや、およそあらゆる種類の動植物、菌類にとって、低周波は一種の危険サインだったのではあるまいか。

人間の耳の感度が最高度となる音の振動数は3000〜4000ヘルツで、これはちょうどオーケストラの最高音域と符合している。日常会話だともう少し高音域を利用している言語が多いらしいが、日本語などは比較的低周波でことが足りてしまうようだ。女性が金切り声を上げて叫んだときは、なんとソプラノの最高域よりも高い音を出しているケースも多いというから驚きだ。一般的に子音の発音は周波数の高い成分を含むものが多く、ドイツのある地方で発話される「シュ」の音などは1万ヘルツ以上の高音を含むそうである。言語の音色みたいなものだと思う。この特性のおかげか、ゲルマン民族などは落ち着いた低い基本周波数の言葉で会話することができるようである。日本語には高周波域があまり含まれないので、意識的にメリハリをつけて会話しなければならない。だから米国人などと比較すると、テレビのアナウンサの声などは平均して2割近く甲高いそうである。欧米人にはヒステリックでせわしなく聞こえるらしい。消費者ローンのCMで、どう聞いても怒っているようにしか聞こえないのがあるが、なぜあんなけんか腰で不快感を呼び起こさせるものがいつまでも続いているのかよくわからない。もっとモヤ〜としていてもいいように感じる。ちなみに日本人女性アナウンサーの平均は200ヘルツちょっと高めのあたりで、このあたりの音の高さの感度はかなり落ちるらしい。500ヘルツ以下の音になると、聞こえがそれとわかるように悪くなるというが、低いほうは年齢は関係ないそうである。加齢とともに衰えるのは高音域のみで、低い音を聞く能力は持って生まれた遺伝で決まるらしい。NHKの時報の音の最後が大きく聞こえるというのも、最初に3回続く440ヘルツの音よりも、最後に長く続く880ヘルツの音のほうが人の耳の感度がよいためらしい。

音圧のいかんにかかわらず人の耳には同じ大きさに聞こえる音の波長を描いたものを「等ラウドネスレベル曲線」と読んでいるが、これを見ると、意外と人の耳は低音域を聞き取っていないということに気がつく。女性の基本周波数200ヘルツくらいで、すでに1万数千ヘルツ以上の高音と同じ位のレベルである。男性の声であると、女性の声よりはるかに聞き取りにくくなる勘定だ。それでも男性の声が普通に聞き取れるのは、よほど大きな声を出しているからに相違ない。低い音というのは実際にはものすごい音圧を出しているということになる。実際にオーケストラの演奏でチューバなどの太い音色を聞くと、『耳の聞こえない人でも、これなら振動で聞こえるのではないか』と思うほど体全体が震えを感じる。ピアノの低音域でも動揺であろう。耳の聞こえないベートーベンでもピアノの低音域は聞き取れたはずだ。骨振動などを持ち出すまでもなく、皮膚感覚で聞き取れただろう。このほかにも、男性の低い声ならやや大きめの話し声程度で容易に立て付けの悪い窓ガラスなどはがたがた音を立て始めるが、女性の甲高い声ではかなりの悲鳴であってもなかなか反応しないというのがある。女性の怒鳴り声と違って、男性の怒鳴り声は、肌にちくりと痛みを感じるほど空気を震わせていることがわかる。

世の流行の濫觴をたずねれば、案外ばかばかしいことだという例に、「発音マイク」を取り上げた。しかし、ネットを検索してみると、「初音ミクは発音マイクの妹」などというものはちっともヒットしない。けれども、ヤマハの事業部ではそうなっていたものと推測する。はじめに機械音声のようなものをテレビで聞いたのはパフュームの演出だったと思うが、そのころから機械音といえばこれといった通念が定着してしまったのか、10年ほどぜんぜん代わり映えしない。

合成音はコンピュータの発展に伴って進化してきたといえるが、コンピュータの誕生も電話の普及によってもたらされたという点で、音声とIT革命とは気っても切り離せないものとも言える。オンとオフの電気信号で2進法の数字をあらわす技術を開発したのは、電話会社だったからだ。電話番号をストックする技術が計算を電気で行うという発想と結びついたらしい。



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一体今はどういう定義なのかよくわからない状況になってきているようだ。

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