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zoom RSS レトロな人工音声

<<   作成日時 : 2015/11/21 17:34   >>

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先ほどユーチューブに初音ミクの歌があったのだが、声というよりはシンセサイザーに近いものを感じた。いわゆる純音で、出来るだけ人間の聞き取りやすい音域で再生すると、人間の耳には高音に聞こえるというトリックだろう。実は普通の人のほうがより高い声の成分がたくさん混じっている。人の声とは違って周波数の成分が少ないので、脳みそが3次元の分析に特化している人が聞くと返って疲れる。立体的とはいえない歌声だ。案の定平面的で退屈すぎる。あの歌声に共感を覚えるという人は、脳みその構造も平面的なのかもしれない。「2次元コンプレックス」というのはうまい言い回しだ。しかし「耳音響放射」という現象が1978年にイギリスのケンプによって報告されたこともあり、脳が共鳴しているのではなくて、実際に内耳自体が純音に共鳴しているという可能性も出てきたと思う。過半数の人にこれがみらるそうだ。過半数もあるとすると、「コンプレックス」などとは到底呼べなくなる。むしろ、左脳型、右脳型という分類のほうが適切かもしれない。左脳型=デジタル型、右脳型=アナログ型としていくと、左脳型がいわゆるオタクだ。

前にも言ったが、もともと初音ミクとは人工合成音を目指したソフトであったが、いつのころからか、当初の目的を離れて、レトロなシンセサイザーの純音を演じることで、機械的な要素を逆にまして行ったようである。今人口音を作ろうと思ったら、人の声と大差ない、感情も十分再現できるようなものが出来て、余り面白みがないのだろう。ジェット戦闘機に進化したと思ったら、案外古風なゼロ戦に先祖がえりしていたという感じで、少々びっくりしたところもある。

記録に残っている最初の人工合成音の試みは、1791年に、ハンガリーの発明家フォン・ケンペレンによって行われた。ふいごで空気を送り出し、リードを振動させて音源派を作り出す仕組みだった。それが声帯と呼べるものの代わりであって、実際の音声が声帯の振動を声道で共鳴させることにより発せられるのと同じく、革製の筒が声道の役割を果たしていた。いわばからくり人形のようなものなのだろうが、この方がつくりとしては実際のものに近い。

これに対し、電気信号を利用してすばやい変化の再現を可能にしようとしたのが、ボーダー(ボイス コーダー)で、1939年のダッドレイが嚆矢だ。この技術で作られたものはあくまで現実の模倣で、現実ではない。模倣には共鳴しやすいのが大衆の特性だ。さりとて共鳴しないというのも天邪鬼というものである。


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