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zoom RSS ピート・グレイ(1915−2002)

<<   作成日時 : 2016/08/18 10:10   >>

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私のしたことは勇気ではない。勇気はダイヤモンドではなく、戦場にある」という言葉を残した。

リトアニア移民のピート・グレイは、6歳の時、トラックから落ちて右腕を切断したが、1932年にベーブルースの予告ホームランを見てプロ野球選手になる決意を固めた。17歳のころである。

早速片腕でスイングと捕球、送球の練習を始めた。スイングはともかく、野手としてボールを送球するとなると、かなり難しい。左手で捕球したボールをいったん小さくほ降り投げ、その間にグローブを外して同じ手で送球する。19歳のころには地方のミニリーグで活躍するほどになっていたというが、そういう人間も受け入れるという社会基盤が如何にも自由の国だ。先天性右手欠損で、右手の手首から先のないジム・アボット(1967−)も米大リーグで投手として活躍し、ピート・グレイと同じやり方で送捕球を行った。


1942年にメジャーの試験を受けるが不採用となったので、やむなくマイナーリーグで活躍するが、1945年にはあこがれのメジャーで試合できるようになった。しかし彼の活躍したのはその年だけ。片手打ちでは致命的な弱点があって、バットを途中で止められないので、ボール球でも振り切らざるを得ず、そこを衝かれれば全く打てなくなる。

そこそこ弱いうちはまともに相手にしても、強くなれば駄目というのが一般的な法則だ。


障害者のチャンピオンといえば、何年か前にアンビリバボーでもやっていたらしいが、これもまたアメリカの話で、生まれつき片足のない青年が、全米のレスリング対抗戦で優勝したというのが話題になったことがある。アンソニー・ロブレスだとかいう青年だった。その後の活躍は聞いていないから、これも強くなりすぎて対抗策を考えられてしまったのかもしれない。パッと出た時は一種の奇襲効果のようなものがあったのかもわからない。



例のウサイン・ボルト選手のような人も、正規のオリンピックで活躍できるのはせいぜいここ数十年といったところで、将来的に速く走るためには背骨が曲がっていた方が有利という事にでもなれば、その時点で却下されてしまうだろう。

人間というのは、例えば13と2の中間点を探すのに両者を足して2で割るというようなことはしていない。大体13は10に近い、2は0に近いなどとやって、両者の半分は5だから、大きい方の13から5をひいて、小さいほうに5を加える。そうすると8と5だから、また両者の真ん中辺に見当をつけて微調整をするという事をしているはずだ。人間の脳みそが左右両半球あるのも、大体そうしたわけかもしれない。時には左によりすぎたり、右に寄りすぎたりしている方が、バランスよく進めるという代物であるのかもしれない。少なくとも餌を見つけるのにはその方が都合がいいだろう。だから背骨も曲がっていた方が速く走れるのだとは、飛躍しすぎだが、ひょっとして人間の盲点なのかもしれない。つまり、まっすぐ走ったよりも多少ジグザグに走った方が速く到達点につくという事で、これが生物の不思議なところだという事である。

速く走るという事に関していえば、なにも二足走法にこだわる必要もなく、例の狼に育てられた子供が四つ足で相当な速さで走ったという事からしても、うまく脳による思い込みを外しさえすれば、案外両手も地につけて疾走した方が速かったりするかもしれない。単に力の配分からいったら腕の力も地面をける力として利用するべきだという事になる。大きな欠点は、前が醜いという事だ。長所は、甲田光雄さんもいっていたが、背骨がまっすぐになり、腰痛も治るという事。だとすると、小中学校の体育の授業では四つ足で走る練習というのを必須にしてもよいかもしれない。そもそも人が直立二足歩行を始めたのは、長距離を歩くスタミナの問題があったらしい(*)。これはチンパンジーでもゴリラでも大体人と同じらしい。短距離の場合は、4足走法のほうが有利だ。人間も同様だろうと思う。

(*)大いに意外で実験が正確であったかどうか怪しいものだが、走る場合については、同一の個体であれば、二足走行だろうと四足走行だろうと、消費エネルギーは全く同一だったというデータがあるそうだ。人間だったら4足走行のほうが疲れるだろうというイメージがあるが、我々が普通にイメージするのは四足歩行の方で、両手両足をそれぞれ左右互い違いに出すやり方だ。走るというのはこれと違い、両手両足を同時に使うやり方の方で、こんな風にして駆け回った経験のある人はあまりいないと思う。それで4つ足では疲れるものだと勝手に思い込んでいるのだ。そう思うと、短距離であればあるほど4つ足のほうが素速く移動できそうな気がしてくる。10メートルくらいだったら、両手両足で移動した方が断然便利で、方向転換も自由自在だ。ただ50メートルを超える程度になるともうきつくなってきそうだ。それはライオンなどを見ていても似たり寄ったりだ。100メートルも200メートルも獲物を追いかけるライオンなどあまりいそうにない。ネットを見渡したところ、骨格云々という話が多かったようだが、それは人間ほど骨関節の柔軟な生物は見当たらないという事で説明できるようにも思える。ごく短距離だ。歩幅2メートルとすれば、50メートルでも25歩だ。重心が二足走行時より低くなるので落下時間も早く、そのため両手両足を使ってジャンプしても歩幅2メートルほどにしかならないだろう。ただし腕力が相当ないとただの蛙飛びになってしまう。落ちる際顔面から倒れこむ危険もありそうだ。恐怖心の克服がカギとなりそうだ。それをなくさなければ歩幅が伸ばせない。ウサギではないが、急坂な坂を上る際のほうが4つ足で歩いたり走ったりする方が楽なように思える。

日本では、伊藤健一という青年が4足走行に挑戦しているという。今のところ、まだ歩幅が伸びていないようだ。相当の腕力がないとジャンプ力を生かすことができないらしい。ライオンやチータなどの肩の筋肉の盛り上がりを見ると、そのことを痛感する。

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