統計の嘘

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高齢者の4大骨折と言われるものがある。①大腿骨頸部骨折、②脊椎圧迫骨折、③橈骨遠位端骨折、④上腕骨頚部骨折というものだ。大腿骨頸部骨折は横に転倒した時に、大腿骨の大転子を強打することによって起こるものという。前は関節包の外側に起こる骨折も頸部骨折としていたことが多かったが、今は外側のものは大腿骨転子部骨折としているようだ。外側は比較的太く血流も案外良いのでそれほどひどく折れることは少ないらしい。

高齢者https://ja.wikipedia.org/wiki/高齢者が大腿骨を骨折すると、1年以内に10%ほどの人が死亡するから、大腿骨骨折は死亡率を高めるという意見がほとんどであるが、高齢者に限らず人間というものは1年以内に幾ばくかの人が死亡するものであるから、10%の死因が大腿骨骨折かというとそうではない。よく考えてみると、かなりの高死亡率は健康な高齢者でも当たり前なのである。もともと大腿骨骨折を起こすような人は生来どちらかというと虚弱で死亡しやすいと仮定すると、大腿骨骨折が死期を早めた割合は高々数%に満たないということも考えられる。

ネット記事など実にいい加減で、専門の医師などでも感情に任せて、「1年以内に1割が死ぬから大変だ」などということを書いている。そんな言い回しでは正確なことはまるで掴めない。65歳以上になると、1年以内にきっと二十人か三十人に1人は死ぬだろうかか、それを加味するとあまり危ないとも思えないのである。あまりあてにならないが「60歳以上で8.3%,70歳以上で9.8%,80歳以上で12.5%,90歳以上で17.4%」というデータがあることはある。これをみると、ますます当たり前で、1年以内の死亡率は2、3%という気がする。

こういう場合に大概強調されて注意を促されるのが「平均人などいない」ということである。まあ、考えてみれば、物体における重心の位置に等しいような平均人にしろ極めて偶然に出来上がるもので、それは端っこにいる人の場合と変わらないのではないかのように思える。例えば1から100までの数字をランダムに書き出したとき、10個の数字とも7である確率など極めて少ないだろうと考えがちだろうが、それは他のありそうな数字の羅列の出る確率と何ら変わりはない。

高齢者の定義(*)もいい加減で、昔は年金をもらって隠居する年代になる65歳以上を高齢者などと呼ばわっていたが、いざ自分がそのくらいの年になって年金などもらい受けるようになってみると、ちっとも歳など取ったという実感もない。もっとも、老眼だとか高音難聴などは人並みに進んでいるらしいし、白髪もずいぶんと増えたが、シワだとかシミがあまりないので気がつかないのかもしれない。そういう顛末で、65歳ではまだ中年クラスだと思う。それで医学界では普通80歳以上を高齢者、90歳以上を超高齢者などとしているようだ。まあ、定義なんていうのも所詮個人の勝手でどうでもいいといえばどうでもいい。
(*)ウィキには一応、「日本では一般的に、0~19歳を未成年者、20~64歳を現役世代、65~74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者とされる」と書いてある。やはり資本主義世界では、会社の社会生活を基本として分類するのが一般的なのだろう。

大体80歳くらいの人の死亡率を見ると、男性でちょうど10%くらいだ。男性の平均寿命のことを考えると、やはり80から81までの1年間にかなりのものが死んでしまう。普通のものでもそうなのであるから、骨折して手術を受けたために、反対に長生きすることになったというケースもあるかもしれない。今年81歳の人の人口、去年80歳の人の人口調査というのがあるかと思ったが、国民調査が5年ごとなのでそんなのがあるわけもなかった。

女性の場合は骨粗しょう症が原因で大腿骨の骨折を起こすものが多く、総数で男性の4倍ほどもあるというが、男性のようにポキッと折れて周囲の組織を傷つけるようなこともなくボロボロっと折れるのであまり痛みもないのかと思う。敗血症などにもなりにくいので、手術の予後は割と良いのかもしれない。そうすると、ロボコップ技術が進むごとに、改造人間の脅威が増してくるはずである。近い将来には、大腿骨は金属製品に交換した方が長命な時代が来るだろう。

昔、ロボットの女中に恋した主人が彼女と結婚するために、長い歳月をかけて自分の肉体を機会に置き換えていくという話が「鉄腕アトム」の未来都市物語にあった。まず手や足から始まって、目や耳といった機能を置き換えて、最後に脳髄を置き換えて、全身がロボットになり、いよいよ結婚という日に、愛するロボットの女中とともに乗った車が爆破され粉々になってしまう。ストーリには描かれていなかったが、そんなことになった日に人間は何千年も生きることになる。それは許さないという戒めを描いた作品だったのかも知れない。そんなふうにも受け取れる。

ロボットは人間以上に生きてはならないというのは、「ターミネータ」にもあった。何千年も機能できるはずの機械だが、120年か130年経ったら自動的に壊れるようにプログラムされていたようだ。シュワルツネッガーが自分で言っていた。


案の定ネット記事を見ると、大腿骨手術後、前より調子が良くなったというのにもちらほら出くわす。悪化したという記事は、書きたくないというのもあるのだろうが、まだ出てこない。非常に良くなったが1、良くなったが1で、その他の記事にはまだお目にかかっていない。

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