学生に人気のある菅総理

ウィキペイアによると、菅義偉氏は空手が得意で三段の実力があるそうである(*)が、そんな風には見えない。秋田のイチゴ農家の出身だそうだ。学費が一番安いという理由で、アルバイトをいくつかしながら法政大学を卒業したという。出自が一般的なのが若者の人気を集めている理由の一つなのだろう。法政大学に在学中の学生には特に期待されているようだ。学生の間は社会人ほど画一的に洗脳されてはいないだろう(周囲の模倣は概して行わない)から、適当に思考力のあるものはそれなりに分散された公平なものの見方が出来る筈であって、社会全体よりはずっと正解に近い評価をしている可能性が大きい。
(*)大学4年次は副将で黒帯2段だった。それ以後空手はやっていないというから2段が正しそうだ。


それに加えて、若者が年配の人間に対してどう思っているのかというのがわからない。物質文明が謳歌される時代は、「人の頭脳は若い時が最も高く、老いるにつれ衰えるものだ」などとよく言われていた。しかし今は、「老人のほうが経験豊富で難局を乗り切る判断にもたけている」とみている若者も増えてきた。


菅さんはあだ名がかなり多いそうで、特に多いのが逆さ言葉で「ガス」(ガース)というものだという。綽名が多いというのも、何を言われても気にいない性格を示唆するものであるが、小池百合子氏がぺダンチックでとっつきにくい印象なのと比べると対比的である。政治家の中でも、文科系というよりも体育系だから、芸能人を見てもそういう傾向がありそうだが、頭の回転や判断力は通常よりも速そうな印象もうける。まあ、なぜ協調性を重んじそうな政界医のトップが野球やサッカーといった団体競技ではなく、柔道や空手といった個人プレーが適しているのかわわからないが、団体競技では皆の意見を聞きすぎて結局何もできなくなるからなのかも知れない。

昔は体育系はバカばっかりのように言われていたが、今のように平均寿命が延びてくると、年齢を重ねるほどに運動を好むもののほうが頭脳明晰であることがはっきりとわあ買ってきた。本など読んでいるよりも、歩いたり走ったりするほうがよほど頭を使っているからだが、4半世紀前くらいになっても、散歩のほうが読書より頭を使うといっても一般の常識にはなっていなかったようだ。体育系はバカだというのには偏差値の高い人間に対する妬みというのも一部あるかもしれない。東大など上位の有名校に入学するもののほうが体育系の比率が高そうだというのもある。ちなみに現在東京近辺の大学で最も偏差値の高いのは東大ではなくて早稲田がわずか一点だが東大を上回るのだそうだ。平均すると、東大のほうが早稲田を上回り、その次が上智大学だというのは昔と同じだったと思うが、慶応がどこかに消えてしまったという点が昔と異なる。私のころはまだ上智と同じくらいだったと思う。慶応は学習院と並んで、坊ちゃん嬢ちゃんの学校といわれていたが、果たして本当だったのだろうか。昔はお坊さんになる人以外見向きもしなかった駒澤大学が中央大学と同じくらいのレベルに浮上しているのが目を引く。巷でよく文系は理系より劣るなどといわれているが、偏差値自体は文系のほうがむしろ高い。巷のうわさはやはり真相とはあべこべで、やはり多数派の概念というのは根本的に誤っているようである。
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そういえばシュヴィツアーなども坊ちゃんといえば坊ちゃんで、ああいう人物の通ったところだから坊ちゃん学校だなどという不謹慎ともいえる意見もある。石原裕次郎が通ったから慶応は坊ちゃん学校だというのである。

菅さんは官房長官のころからずっと朝は5時に起きて、夜11時に床につくまで一日中働き詰めで、サラリーマン並みの休日など碌にないそうである。毎朝1時間大手新聞にはすべて目を通すというが、国民全員の意見を逐一公平に聴くなどということをやっていては素早い政策は取れないだろう。ある程度のものは犠牲にしなければ首尾一貫した国策というのはできそうにない。舛添東京都知事がかつて、「都民がみな東大生であったならこんなに苦労はしない」などと語っていたらしいが、8割の国民はキリギリスばかりで自分がうまくいかないことはみな政府のせいにする。麻生大臣が常々ぼやくのもわかるような気がする。「お前ら飲めや歌えで遊んでばかりだから2000万もたまらないんじゃないか」。国民は政治家と比べたらひねもす遊び暮らして暇なものである。

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