トランプの独立記念日

ニクソンもブッシュも、戦争犯罪人といえば戦争犯罪人なのであるから、日本であればああいう人たちが称賛されるわけがないのであるが、なぜかイラク人を何十万人も殺戮したブッシュ元大統領が国葬されたときはびっくり仰天した。

今度はトランプ氏が独立記念日に軍隊を動員して力を誇示しているそうだが、なんとアメリカ人というのはその程度なのかとこれにもあきれる。他の民主的な国家であればああした真似は逆効果となり、次の選挙ではトランプの大敗北となるはずなのだが、おそらくそうなりはしないというところが恐ろしくもある。むこうのジャーナリストにいわせれば、日本が韓国に輸入規制をかけたのはトランプ追随だということらしいが、あれは単にムーディズ流の格付け機関の格下げのために優遇措置を外しただけであって、信用できないからできるだけ付き合わないようにしただけだろう。

太平洋戦争などについても、本当の戦犯はルーズベルト大統領である公算が大きいらしいのだが、国務長官のコーデル・ハルのせいにされてしまっている。ハル・ノートというやつだが、どうもこれはアメリカの歴史の捏造であって、ハルの思惑は日本に最大限譲渡して戦争を回避するということにあったらしい。開戦すれば一気に潰せると読んだルーズベルトの誤算であったという線も浮かぶ。真珠湾は喫水が浅く魚雷攻撃は不可能だから、爆弾に弱い空母だけ逃がせておけば、戦艦がやられるわけはないと踏んだのだろう。昔も今もそういうところのある国である。

日本は気が短く好戦的であるということに今はなってしまっているが、近衛文麿が教育を受けたころの日本の教育水準というのはイギリスと肩を並べるくらいであって世界1位か2位を争うというくらいであって、今の体たらくとはわけが異なる。教育制度がよいと頭もよくなるのか、そのころの文人も軍人も3か国語か4か国語は話せて当たり前で、だから政治家にも今のようなとんまなのはまずいなかった。そういうもの達の集まりがむきになって戦争など始めるというのがそもそもおかしい。まあ、関東軍の暴走などというのも後から勝手に作られたよもやま話であって、軍人などは口争いなどふんだんにある世界だろうから、多少の紛争はすぐに起きるのを後から理由付けしてあれこれ述べることはできる。

真珠湾の話が出てきたついでに、なぜアメリカとわざわざ交戦したのかというと、日本にとって真珠湾の奇襲攻撃など本筋ではなかったが、南方の石油資源を手に入れるべく動き出せば、ドイツの場合とは異なり米国は必ず日本に宣戦布告してくるはずだからであった。日露戦争終了あたりから米国は日本を侵略国としてみており、うまい口実さえあれば攻め入ろうとしていたらしい。もし太平洋艦隊が進撃してくれば、ハワイ停泊中の場合と比べて何倍もの破壊力を持った敵と戦わなければならない。そうなることは必定であって、やるなら戦力の開きが少ない今しかなかったということなのだ。生産力が5倍以上上回る大国と戦うのは今しかなかった。だから今やったのだが、本当の目的は南方作戦だった。真珠湾が戦後太平洋戦争勃発の引き金になったかのように言われるのは、アメリカが強国であったからだ。事実マレー上陸の方が時間的には大部速い。実際アメリカ艦隊が打撃から回復しだした半年後(S17.6)くらいから日本に向かう石油タンカーは目的地に到達できなくなった。

アメリカはしばしば、パールハーバーと原爆を比較するが、両者の間にどういう関係があるのか論拠不明だ。湾岸戦争の場合もそうである。自国民の1000人と他国民の10万人とが等しいとする。この詭弁に世界の多くが騙されているようだ。

世界貿易センターの襲撃にしても、『アメリカ人に同じ気持ちを味合せてやりたい』というのが首謀者の気持であったという。何か原因があって、復讐の意味で攻撃が行われるのだ。これだけ恨まれている国だから、いつ何時9.11事件以上の大規模テロに襲われるか分かったものではない。そういうことが起こらなければよいのだが、無事に防衛できるだろうか。


それにしても、いまだに戦闘機や戦車の力を見せつけられて感心するなどという成人が数多くいるという先進国はいったいどういう所なのだろうか。子供なら軍艦や戦闘機核種に夢中にはなるだろうが、大人がそうなるのはどうも理解できない。昔ナチスがファッション性を重視して大人をひきつけたものだが、当時と同じように今のアメリカ人にも文盲のような不注意なものが案外いるのだろうか。計算高いトランプ氏が愚策を講じるとも思えない。今までずっと他国なら弾劾の対象になるようなことをずっとやってきた。
国際テロリズムの潮流 (別冊治安フォーラム) [ 国際テロ研究会 ] - 楽天ブックス
国際テロリズムの潮流 (別冊治安フォーラム) [ 国際テロ研究会 ] - 楽天ブックス

○何かうまく表示できないみたいだ。

"トランプの独立記念日 " へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント