テーマ:歴史

古代ギリシャのオリンピック競技

紀元前776(884)年の第一オリンピアードでは、1スタディオンの短距離走一種目しかなかったらしい。1スタディオンの長さは都市によって異なっていたが、およそ600オリンピックフィート=191.27メートルだったという。古代オリンピックの原型は、ギリシャ地方集団移動の過程で、最も南方に定住したドーリア族によって作られたという。ドーリア人た…
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永田鉄山

10年位前だろうか、津本陽の「日本剣客列伝」というのをかいた。その前からずっと永田鉄山がどういう場面で斬殺されたのか知りたかった。剣道の達人である相沢中佐は、河内守藤原国次の名刀で、永田少将を夏服の上から袈裟掛けに三度斬ったが、どうしても斬れなかった。挙句は自分の左指4本に骨まで達する重傷を負ったそうである。竹刀剣道では、刃筋のことを全…
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日本人はラテン民族と似たような性格だったかもしれない。

どちらの民族も文明の最も大きな移入は赤道化の太平洋からもたらされたものだろうからである。 従来、日本人は、南方モンゴル系の縄文人と、北方弥生人との混血であるという説が有力であった。しかし近年遺伝子検査から、縄文人も北方系であるといわれ始めた。それが「日本人バイカル湖畔起源説」だ。南方系はせいぜい1割程度だろうという。遺伝子検査とい…
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アイン・ジャールートの戦い

1260年9月3日に、マムルーク朝によってモンゴルの前進が食い止められたという歴史に残る戦いであったが、その割に教科書などには載っていないというなんだかよくわからないいくさであって、注目されないのは、これがイスラム社会における出来事だったからではないかとも勘ぐられる。 1241年のワールシュタットの戦いと違って、およそ同数の敵と戦…
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ピタゴラス・コンマ

ブルーバックスの「音律と音階の科学」という本にあったが、どうも人により解釈は色々だ。筆者の小方厚氏は物理の方の人でプラズマの専門家であった、音楽は義務教育以来正式に学んだことはないという。この書物にしても、未だ誤りが多数あるということで、増補のたびに明らかな誤りは訂正してきたが、その増補も23回に及んできたという。23回もいろいろ修正し…
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遺伝子は何でできているのか

昔は遺伝物質はタンパク質でできているとずっと考えられていた様である。シュレーディンガーなどもずっとそう考えていたらしい。これが間違いだということがわかったのはグリフィスの実験からだ。 グリフィス(1879-1941)はイギリスの医師で細菌学者だが、主に肺炎双球菌のS型菌とR 型菌を用いて形質転換が起こることを突き止めた。彼自身は遺…
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物質の探求

【中古】 物質理論の探求 ニュートンからドールトンまで / 島尾 永康 / 岩波書店 [新書]【メール便送料無料】【あす楽対応】 - もったいない本舗 楽天市場店 近代科学への道を開いたのはイタリアルネサンス期のダビンチかデカルトなのだろうが、具体的に科学の世界への探索を始めたのはイギリスのボイルだともいわれている。イギリス人といって…
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黄道十二宮と錬金術のマーク

マグダラの書 ホルスの錬金術とイシスの性魔術 [ トム・ケニオン ] - 楽天ブックス サイン(占星術)という項目がウィキにあって、サインとは古くは宮といったなどとあるが、別段今でも宮というのが普通であって「黄道12サイン」とはあまり言わないように思う。一方で、占星術では単に黄道を12等分してそれぞれを宮[sign]としているだけ…
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黒死病について

大黒死病とヨーロッパ社会 中・近世社会史論雑編 [ 瀬原義生 ] - 楽天ブックス 何度となく西欧で猛威を振るった疫病である。特に黒死病と呼ぶ場合は、1347年10月にイタリアのシシリー島で起こったものを指す場合が多いようである。この時代はちょうど100年戦争(1337-1453)真っ盛りのころだった。この疫病は次第に北方へと脅威…
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ソ連工場の疎開

ドイツ軍のバルバロッサ作戦の快進撃を止めて反撃に転じたのは、極東戦車軍がシベリア鉄道で到着したからだなどとしている意見も多いが、そういうことよりも、攻められてから工場を疎開して、それから新たに戦車を生産したようである。モスクワまで250キロほどまで攻め入られてからやっと疎開を始めたが、2か月ほどするとさっそく増産体制に移ったという。…
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戦艦の歴史

戦艦というのは、昔の海賊船のことを思ってもわかるように、大体木製だった。舷側を装甲で覆うようになったのはクリミア戦争のころだという。装甲はロシアの地上砲台からの防御のためだった。戦艦の砲口にもすでにライフルが施されていた。初期の魚雷だとか機雷もこのころに生まれた。まだ動力は蒸気を使った外輪で、スクリューは1842年からだ。ウィキ…
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『シベリア出兵』(中公新書)をよんだ

日本人にとってのシベリア抑留と、ロシア人にとってのシベリア出兵の思いとはほぼ同等だ。前者とは異なり、後者の場合は本土にいきなり侵入して乱暴狼藉を働いたのだから、ロシア国民の悪感情もそれだけ強いと想像される。日中戦争で侵略された中国側が被害感情を増幅させて伝えているのと同じだと思う。本土を侵略蹂躙されたものの怨みは強い。何か国かの共同出兵…
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『北海道を守った占守島の戦い』を読んで

制空権の制圧という観点から太平洋戦争を簡単に眺めている書物で、昭和18年4月の本土空襲に衝撃を受けた大本営がミッドウェー、アリューシャンの制圧をもくろんだという話から、北方の様子が描かれる。太平洋戦争というと、つい南方の話が中心なのがほとんどであった。やや異なる視点から見た戦史ともいえる。ただし、ノモンハン事件で、日本軍の97式戦車がソ…
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『戦前の日本』という本を読んで。

2016年2月に第一冊が出たが、その第一冊のあとがきに2017年1月付のあとがきが載っている。説明書きがないのでなんだかわからない。筆者は、『ヒトラーの経済政策』のフリーライターの武田知弘氏。明治以降戦争前までの「教科書には載っていない」ショートヒストリー34篇からなっているが、小林多喜二の話など教科書に載っていそうな話もある。しかしお…
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「WWⅡ世界のロケット機」

この前朝鮮戦争でヘルキャットがドローンとして用いられたというのを読んで、誘導弾について調べてみる気になった。そういえば、北朝鮮の水爆が日本のおへそに落ちたならちょっと全滅かもしれないなどとも思う。しかし最近のニュースで「我々の気持ちもわかってほしい」などと、訳の問題かもしれないが、やや弱気ともとれる言い回しをしていた。件のパルス攻撃は最…
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『弱小国の戦い』を読んだ

また光人社のNF文庫だ。飯山幸伸という1958年生まれの人が書いている。どうも戦時に関する知識はすべて書物から得たという感じだ。すべてではないだろうが、例えばゼロ戦の性能などに関する知識は紙面上の統計資料から得たものであって、航空力学の知識が特別にあるようでもなさそうなので、例えば平均人というのが存在していたという陥穽に陥っているといる…
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グラマン戦闘機

久しぶりに戦時の本を読んだ。アメリカも相当必死だったのだということがよくわかる。戦争初期の日本軍驀進のころだけではなく、ドイツ降伏後になってもロサンジェルスなどでは日本軍の空襲に備えて灯火管制を敷いていたというなんともヒステリックな対応を思い出す。現在当たり前のように伝えられている、「アメリカは何でもかでも突出していた」というのはやや違…
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メデュース号事件

メデュース号というのは、ナポレオン時代のフランス海軍のフリゲート艦の名前だ。イギリスから返還されたセネガルへ向かう途中、モロッコ付近で船が座礁し、救命ボートに乗り切れなかった150名をいかだに載せて曳航したが、間もなくロープを切り離したというものだ。150名のうち生き残ったものはわずか15名だったそうだが、15名も生き残ったから歴史に残…
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『デカルトの旅 デカルトの夢』を読む。

1989年に岩波書店から出された本の文庫化だ。2014年の文庫化に当たって筆者の田中仁彦氏は、「本書がはっきりとその誤りを否定した諸権威は今も相変わらず健在のようである」と書かれている。どこもかしこも旧体制が復活している。医療機関だけではないようだが、学問の研究世界は、まだ世間の金満勢力とは少し距離を置いているだろう。間接的なつながりは…
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日本の神話

中公文庫の『日本の歴史①~神話から歴史へ』を参考にして書いている。1973年に初版が出されたという。原文は井上光貞氏(1917-1983)が1964年に書いたそうだ。50年も前のものだから、最近のものとは齟齬があるかもしれないが、どうせ歴史など解釈次第で、今後どしどし変えられていくに決まっている。特に第二次大戦の物語などである。この前も…
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『ケルト神話の世界(上)』を読んで

ケルト人というと、どうもイメージはイギリスだが、歴史をさかのぼれば元来のアジトは今のスイスあたりにあったらしい。古中央ヨーロッパにやや広がったころのケルト社会を特に「ラ・テーヌ文明」とも呼びならわしている。さらにヨーロッパ全域へ広がり、最盛期はヨーロッパ全体の三分の二を占めていたという。農耕においても産業においても、ローマ人よりも進んで…
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「アンベードカルの生涯」

光文社新書から古い訳本の復刻版が2005年に発行された。ダナンジャイキール・というインド伝記作家の原文。2段重ねで読みごたえがあるが、不可触民の生活がそれほど悲惨なものなのかについては少しばかり疑問もある。数が多ければ、それだけ知恵を発揮して生活を改善することが出来るからだ。 私にとって、不可触民とは「森の住民」のイメージだ。白雪…
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古代インドの文明と社会(続き)

20000字を超えたから駄目だというが、うちのパソコンには字数のカウントが付いていないのでわからない。適当なところで切って継ぎ足した。 インド中央政権の力の衰えと共に、都市経済も同様に衰退してゆくにつれて、都市経済経済に依存していた仏教も衰退した。一方、土着のヒンドゥー教はその収入源の多くを冠婚葬祭といった半ば商取引のようなものに…
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「古代インドの文明と社会」

インド哲学や仏教について調べる前に古代インド史を少し詳しく見ようと思った。中村元氏の「インド思想史」というのが安くてよさそうだったが、やや宗教の面からとらえたインド観に固着してしまうのではないかと思ったので、歴史家のものを選んだ。そのわけは、おそらく本能的に坊主というものの閑暇の楽しみというもののにおいを感じ取っていた二宮金次郎に通じる…
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『地震の日本史』

関東大地震と言えば、相模湾トラフの爆発事件だ。昔は70年周期説などというのもあって、近いうちに必ず起きるようなことが噂されていたが、近年の調査報告では、今後30年間に相模湾トラフでクラックの起こる確率は「0~5%」となったらしい。なんで下がっているのか。どうせ今後また変わるだろうが。一方、首都直下型の確率は前より高くなったが、これはマグ…
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『人類と建築の歴史』を読んで

筑摩プリマー新書の一冊だが、届いた本をめくってみると、少年少女向けという感じで、子供向けの教養雑誌みたいにいたるところルビだらけである。昔、小学校5年生ころ、少年少女文学全集で、ドストエフスキーの『罪と罰』というのを買ってもらって冬休みに読んだ記憶があるが、あんな感じだ。中学生向け程度だろうか。フリガナを振る手間暇だけ割高に違いない。こ…
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『ギリシャ正教』

15年ほど前にインターネットを始めたころ、ギリシャの修道僧のことをHPにアップしている人を見つけて、時折その人の記事を読んでいたのだが、そのうちパソコンをリカバリーしたさい、お気に入りに入れておいたそのHPも消えてしまってそれきりになってしまっていた。アトス山の修道僧だったとおもう。 それからまた子供のころ、確か中学か高校のころで…
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「バブルの物語 新版」を読んで。

ガルブレイスが1991年に書いた本だ。ちょっとページ数の割りに値段が高いようにも感じる。彼はだいぶ嘆いているらしいが、日本では彼の本意とは逆に経済発展主義の経済学者のように受け取られているようだ。実際は、勤勉で会うよりも多少怠惰であったほうが、社会全体の繁栄のためにはよいという、過剰生産こそ恐慌をもたらす害悪であるという思想の持ち主だ。…
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『ロシア・ロマノフ王朝の大地』その2

さて、前回急遽2回分に分けて投稿することにしたのだが、国造りの歴史などというものも、人生と似たり寄ったりで、初めのころのほうが面白い。冒険の人生のほうが成功しても失敗しても、平凡でつつがない人生よりは楽しく有意義なものに思える。そうした一連の冒険は年を取ってからではできはしない。          バシリー聖堂↑ ピョー…
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『ロシア・ロマノフ王朝の大地』その1

2007年に講談社から出された興亡の世界史シリーズの第14巻だ。いかにも北欧風の青味のかった白塗りの建築群が口絵を飾っている。やはり世界最大の国土を要するものは、それだけで史上最大の富を誇る。金目のものといえば文字通り金銭くらいしかない戦後日本や米国の叶う相手ではないという印象だ。 本書では、比較的最近の、モスクワ大公国の領土が最…
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