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zoom RSS 第2次大戦イタリアの戦艦

<<   作成日時 : 2010/10/20 15:42   >>

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ヴィットリオ・ヴェネト級の最新鋭戦艦ローマは、ドイツ空軍ドルニエ爆撃機の投じたフリッツX滑空誘導爆弾に装甲甲板を破られて轟沈した。総重量1.57トンの爆弾に厚さ20センチほどの甲板を破られたわけで、そのため、イタリア軍艦は弱かったという歴史観が定着した。爆弾一発で沈む戦艦など世界中どこを探しても見当たらないせいもある。

そのほか、魚雷攻撃を受けても、イタリアの戦艦はすぐ沈んだ。イタリア技術陣は、他国のように水中防御のために工事の簡単なバルジ構造を魚雷防御に採用することをせずに、魚雷の爆破衝撃自体を吸収するような艦の構造を作ることを目指した。プリエーゼという造船中将にちなみ「プリエーゼ式防御構造」などと呼ばれている。魚雷攻撃を受けると予想される舷側を多重円筒で構成し、円筒の内側は空洞、外側には液体を満たしておくことにより、爆破のエネルギーを吸収する。完全な原寸大模型を作成し、実際に実験を行い、効果のあることを確認した上で、実際の造船に取り掛かったそうだ。

それが後年、それぞれたった一発の航空魚雷を受けて、3隻の戦艦が沈没、着低した。潜水艦なら、船底の弱い部分を真下から狙ったとも考えられるが、空からだからそれは考えられない。なぜ実験では非常な効果を発揮したものが、当日全く効果を表さなかったのだろうか、円筒内の液体が漏れていたのではないかなどとも思うが、それなら後日の調査でわかるはずだし、原因はなんだろうかと思う。ちょっと考えられるのは、日本海軍の戦艦大和の姉妹船の戦略空母信濃があっけなく沈んだ原因として乗組員の怠慢が挙げられるそうだが、それと似たようなことがイタリアの戦艦にも起こったのではないかということだ。

性能はともかくとして、工事にかかる手間隙があまりに膨大なので、プリエーゼ式はソ連戦艦にも応用されたが、結局簡単に出来るバルジ構造に変えられたそうだ。バルジ構造にした場合でも、最初の直撃だけは被害は大きいが、次に同じような箇所に魚雷の直撃を受けた場合には、プリエーゼ式の場合と同様な効果で被害を抑えることができる場合もあったそうである。

プリエーゼ式の製作には高い技術力が要求されるにもかかわらず、それが可能であったイタリアには日本のような巨砲を作る能力はなく、38センチ砲までしか鍛造できなかったそうだ。開戦前夜、アメリカ並みにお粗末な軍事費しかなかったイタリアには、大規模な軍事工場などどこにもなく、軍需産業は小規模な家内工場で職人がこつこつと作っていただけらしい。

魚雷攻撃に対して戦艦並みかそれ以上の防御を示すのが一般のタンカーで、装甲もしていないのに、2発や3発ではまず沈めることは出来なかったらしい。それでタンカーを沈めるときは、艦砲射撃で上甲板を打ち抜いたそうだ。


プリエーゼ構造は大型の船にしか適用できないそうで、それなら、米国の原子力空母エンタープライズなどは、戦艦大和以上の巨体で重さも3割ほど多いらしいから、十分採用されそうなものだが、その気配もない。大和や武蔵、信濃より100メートルも長い甲板に、「E=mc2」とかかれている写真が印象的であった。現代の艦船が総じて鈍足な中にあって、2次大戦中の空母の平均並み以上の時速33.6ノットで航行することができる。イージス間の混合などは、駆逐艦並みの大きさしかないのに30ノットまでしか出せないらしい。先の大戦中の駆逐艦が40ノット近い速力で航行したのと比べると、意外なほど遅い。海上自衛隊のものは、護衛艦で27ノット出るものが少なく、戦艦大和並みの鈍足でしかない。報告が虚偽なのではないかと思うほどで、潜水艦などは20ノットまでしか出せないらしい。いくらなんでも遅すぎはしないかと思う。米国やロシアの原子力潜水艦の水中速度は平均で30〜35ノットで、攻撃型潜水艦としては世界最速のソ連製のアルファは水中速度43ノット(時速80キロ)を誇り、低速の魚雷なら振り切れるそうだ。そのためか、ソ連の魚雷には時速400キロを越えるものも配備されているという。どうも海の防備に関する限り、原子力発電兵器を使わなければ、到底機動力のある防備はできそうにない。




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