森の散歩

アクセスカウンタ

zoom RSS デイトレーダーの社会貢献度

<<   作成日時 : 2011/04/30 15:58   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

日経ビジネスの2007年4月9日の記事に、「デイトレは社会への価値提供がない」と載っているのを発見した。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20070326/121730/

売買のたびに証券会社へ手数料を支払っているのに社会貢献がないというのは意味がわからないところだ。昔と違って、有価証券取引税というのは廃止されたから、売買のたびに国へ確実に収めなければならないものはわずかの消費税だけとなっているはずだ。以前は株式売買によって差損が出来た場合、国から還付される税金というのはなかったと思う。これが新しい点で、現在のトレーダーは通産売買の合算が利益とならない限りは、譲渡益税を支払う必要がないらしい。それでも500万も儲ける人は、年間50万円くらいは譲渡益税を支払っているわけで、これは一般のサラリーマンと比べても、かなり割り増しの負担となる。どうして社会貢献がないのか意味不明で、株式売買は銀行預金のような不労所得とは違うものだということがまだ世の中にはいきわたっていないのかと思う。

それからデイトレーダーの信用の売り注文が株価を下げるというのがある。しかし、これについては、信用取引の売り方の残高が増えると株価が上昇するという法則みたいなものがあるらしい。これを適用すると、信用の売り注文を市場に流すことは、むしろ株価を押し上げる効果があるものと推測される。逆に信用の買い注文は株価を押し下げるのだろう。これに対して、現物の買い注文は確実に株価を引き上げる。あるいは現物の売り注文は確実に株価を引き下げる。信用で売り注文を出すということは、何処そこから借りた株を売るということであるから、買うほうもこれによってその株券の所有権を取得するということはできない。だから、信用の売り手に対応するのは、常に信用の買い手であるはずである。

信用取引による仮需要というものが導入されることによって、実需要しかなかった売買時と比べて価格の急激な変動が防止されて、売買がスムーズに行われるようになった。何だかよく分からないが、最近の相場にあまり値動きがなく、とんでもないところに気配値が付くようなことがなくなったのはこのためかと思う。前にテレビを見ていたら、ジェイコム株でひどく儲けたという人が出ていて「今は数十万株、何十億円という資金を発注しても、約定できる時代になった」と語っていた。昔であれば、値付かずで約定など無理であったという。これも、信用取引がスポンジのような吸収性を発揮して、市場の一時的なショックを和らげているお陰なのだろう。

信用で売り注文を出しても、現物の場合のように方向性が決まっているとも言えないから、値動きが限定されるということになる。ところが、政府の言動を見ていると、リーマンショックなどで株価がひどく下落するのは信用取引があるせいだ、などといっているように聞こえる。しかも、どうやら世界的にそういっているような印象を受ける。事の成立した背景について考えてみれば、それは違うだろう。どうもおかしなことをいうが、経済界からは反対の声があるらしい。どうも投資とか投機とかいったことに対する心象というのは、一昔前と大して変わっていないようで、時代は新しく生まれ変わったなどとは到底いえないものを感じる。

企業に勤めて、サラリーマンとして働いているだけでは、他人の意見に添って動いているだけで、少しも主体性を持って行動しているとはいえない。自立できていないということからすれば、いまだ乳離れできていない赤子と似たようなものだ。トレーダーのほうがよほど主体的に自立している。その点では格段に優れているといえる。サラリーマンよりははるかに自営業だといえる。実際、株式トレーダーが職業を申告する場合、「無職」とはせずに「自営業」とする場合が多い。それだけ自立心が大きいためなのだろう。ここは私が見ても、サラリーマンたちよりずっとよい。


人生の諸悪のほとんどが、室内における人間の静座の欠如であるという言葉がパスカルにある。サラリーマン達はえてしてこの静座というものを拒絶するがゆえに、原子炉爆破よりも恐ろしい禍を世にもたらすものなのだ。超現実的な魅力あふれる妄想のために、すべての希望や財産を犠牲にして一行にはばからないからである。自ら選択したにもかかわらず、分が悪くなるといつでも他人のせいでこうなったのだと信じ込んでいる。国家を武装させる根源は大衆のすさんだ魂にあるものと断言できるであろう。


社会と人間
楽天ブックス
商品副データ社会心理学パースペクティブ小池澄男杉山書店この著者の新着メールを登録する発行年月:199


楽天市場 by 社会と人間 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル





民族的主体性とは何か
楽天ブックス
玄き澤文芸社この著者の新着メールを登録する発行年月:2001年04月登録情報サイズ:単行本ページ数:


楽天市場 by 民族的主体性とは何か の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
デイトレーダーの社会貢献度 森の散歩/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる