森の散歩

アクセスカウンタ

zoom RSS 地震波

<<   作成日時 : 2011/04/08 16:31   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

今回の地震は揺れのだいぶ長いものであったので、いったん強い揺れが治まってから、1秒か2秒くらい後にまた強いのが来ることに気が付いた。普通の地震だと、なかなかこういうのには気が付かない。どうもマグニチュード7クラスの地震と比べると3倍くらい間隔が長かったらしい。

最初の強い揺れがプレートの持ち上がるもので、続いてくるのがプレートが下がるものだろうか。もしくはその逆だろうか。とにかく2発あるということがわかった。11日のゆれの際「あれ?」とちょっと思ったのだが、あまり仰天してすっかり忘れていたのを、先日地震波の解析グラフというものを見て思い出した。どの巨大地震にも共通しているのは、大きい振動が2回はあることだ(はっきり2回だとはわからないが、理屈から言うとどうも2回だ)。P波とかS波などというものではなくて、どうもよくわからないが、とにかく2回はある。今までずっと1回だと思っていた。今度の地震で、1回波が遠ざかって収束したように見えてから、また次第に波が強まるということがわかった。

画像

  (黒)2009年サモアの地震,(赤)2010年チリの地震,(青)2011年東北地方太平洋沖地震.
     京都大学防災研究所 地震予知研究センターからのデータ。

いずれの地震についても、周期や振幅だけは異なるが、周期を合わせれば、ほぼ完全に重なるらしいのは、発生の仕組みが同じだからだろう。これが等方爆発であると、理論上S波は生じないという。だから等方爆発である水爆の地下実験などではマグニチュードは存外小さなものとなることが考えられる。

地震の波で最初に観測されるものだから、[Primary wave]の頭文字をとって「P波」または「コンプレッショナリーウェーブ(疎密波)」というが、これは固体中、液体中、気体中を自在に通過する。岩盤中の速度は毎秒5〜7キロメートルだ。三相中を通過するのだから、人体にも感じられるはずだが、あまり感じたことはない。子供の頃に本震の起こる前になにか感じた記憶もあるが、記憶違いかもしれない。はっきり、本震の30秒ほど前に地震波を感じたことが30歳の頃に1度あったが、なにかの勘違いだったかもしれない。今回のような強い地震では何の前触れも感じられなかった。P波が来てからしばらくすると、細微動というのが起こって、戸がカタカタしたりするが、せいぜい10秒間ほどの間でしかない。P波とS波の速度の比は、毎秒2,3キロしかないから、せいぜい50キロ以内に地震波が近づいてからようやくそれを感じることができるらしい。P波の到着からは大分後のことだ。このP波は空中を伝わり、ごく低い地鳴りとして聞こえることがあるという。

[Secondary wave]というのが、いわゆる地震のことだ。主要動などともいう。横波であって、秒速3〜4キロメートルで固体中のみを通過する。断層破壊では、このS波の振幅が大きくなる傾向がある。S波の来る前に地鳴りを聞いたという報告があるが、S波の速度は空中の音速よりも速いので、これは非常におかしく、もし聞こえたのであれば、人間にもP波の成分を捉えることが出来る能力があることになる。

そのほかに「後続波」というのがあるが、これは地層などの反射によって起こるもので、付随的なものだ。



以上の、P波、S波、後続波を「実体波」というのに対し、固体と液体、固体と気体、液体と気体間の境界のみを伝わる波を「表面波」(境界)というが、これは実体波と比べると、減衰しにくい性質を持つ。表面波には、(1)レイリー波と(2)ラブ波がある。レイリー波は、空の青さをレイリー散乱で説明した、イギリスの物理学者第3代のレイリー男爵ジョン・ウィリアム・ストラットにより1885年に理論的に証明された。実体波よりも遅く地表を上下方向に楕円を描くように振動させるもので、上下動と水平動よりなる。(2)のラブ波というのは、1911年にイギリスの数物理学者のオーガストゥス・ラブが解析証明したものだそうだ。レイリー波よりは遅く、地表と並行に進む。境界波だから、そういう進み方しかないだろうが.。

――

M8を超える地震は地球の自由振動を誘発し、これは周期1000秒以上で収縮と膨張をくり返すという。周期1千秒ということは20分くらいだ。


それから、今回の東北の地震で、東北沿岸が津波対策を十分に行っていなかったということがよく言われるが、津波に対しての防災対策が不十分であったのは日本政府であって、自治体は十分な防災対策を行なっていた。リアス式海岸が多いからやっているのが当たり前だ。東北三陸地方の津波対策は、日本最大、世界でも最大規模に属すものであった。そのあたりはあまり報道されていないから、誤解している向きも多い。福島原発の防波堤にしても、日本全体の常識から言えば、必要のないほど巨大なものであった。そうした平均的な津波に対する防災意識をはるかに上回るものを持っていたのが三陸地方の住民であった。だから、油断をしていたなどという報道もあったようだが、概してそういう発言は誤りであろう。田老町の防潮堤などは、かなり堅固な防波堤であったようだが、1961年のフェーン大火では、町の半数を消失している。このときは「堤防など作っているからだ」といわれていたはずだ。
http://www.wisdom96.com/archive/tunami/tunami.HTML

――

マグニチュード9の大地震と津波により災害に同情して、世界各国から支援の輪が広がったが、被災者たちの暮らしぶりを見ていると、これでもアフリカなどの開発途上国の暮らしぶりと比較すると全くましというものであることに気がつき、アフリカなどの貧しい国からも義援金が届けられているというのには少しばかり後ろめたさを感じる。東北の避難民たちのなかには、案じているのはもはや自分たちの保身ではなく、自分たちの飼っている哀願動物なのだというひともいる。途上国の人間にこれだけの余裕があるのだろうか。彼らは電気もガスもない泥で作った家に日常的に暮らし、毎朝生活の糧を得るために水汲みに出かけるのを日課としている。そんな国の人間から支援を受ける必要がどこにあるだろう。ひねもす戦争や内乱だらけの国のことを思うと、避難民の生活がなんと贅沢に見えることだろうか。

しかし、どういうわけか、比較的生活水準の低い国ほど援助をしたがるようだ。アメリカは金など与えるのは相手に侮辱を与えることだと、最初から金銭などほとんど支払わなかったが、最近は韓国などもそういうバカラシサに気がついたらしい。まだ台湾などは、金さえ与えれば誰でも喜ぶものだと思っているようである。それでも、台湾などはまだ裕福なほうで、国民一人当たりの支援に、物価水準なども考慮すれば、最大の支援国は、モルジブかモンゴルあたりになるだろう。タイの支援も相当なものになるだろう。海外に限らず、日本国内においても、被災地の様子から察するに、彼らよりもより悲惨な生活を余儀なくされているものはかなりいるのではなかろうか。ともかく被災地の人間がペットにえさを与えているという映像など流してはもらいたくない。あれを見たら、本当に支援とか義援金とか送るなど、ばかばかしくなる。ああいう報道のあり方をするから、風評被害などというものも生まれてくるのではないかと思う。そうして、風評被害を流しているなどと言われているものも、自分が正しいと思っているのだから、自分たちが風評被害を流しているものとは思っていない。正しくても誤っていても、日本政府はまやかしを語っているだとか、政府のいうことは信用できないなどといっているものが風評被害を流しているのだ。そもそも定義上、日本国の主権に逆らうものは総じて反逆者だからだ。反逆者が国家の主権を奪わない限りは、彼らの語ることが国家の権益に反することならば風評被害を語るまやかし者となる。



地震の揺れを科学する
楽天ブックス
みえてきた強震動の姿 山中浩明 武村雅之 東京大学出版会発行年月:2006年07月27日 予約締切日


楽天市場 by 地震の揺れを科学する の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
地震波 森の散歩/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる