森の散歩

アクセスカウンタ

zoom RSS 硫黄島の戦い

<<   作成日時 : 2014/04/09 16:35   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

日本側では「いおうとう」と読むのが普通で、「いおうじま」というと九州鹿児島県にある島のことをさすようである。しかし、米国は以前から「いうぉーじま」のように呼んでいたそうだ。東京都八丈島に属する硫黄島のほうが、鹿児島の硫黄島よりも若干南に位置している。前者が北緯24度45分にあるのに対し、後者は北緯30度47分に位置する。

硫黄島の戦いは、1945年の2月から3月にかけて、6週間にわたって繰り広げられた。日本側は2.3万人ほどの戦力のうち95%以上が戦死した。玉砕ということになっているが、4%も生き残ったということは、単純に数から考えるとあまり玉砕ともいえないような感じだ。まあ、兵隊として参戦したということ自体、無理やり徴兵されたというわけでもなく、拒否して田舎に残って非国民として生きるという選択もあったのに、その道はとらなかったという点で、彼らは私の敵であったのだから同情はできない。当時は徴兵されたなら参戦するほかなかったなどと巷では言いふらしているが、当時でも地下に潜伏していた共産党員が少なくとも50万人もいたということを考えると、そうも言えないのではないか。当時西側諸国で共産党員が多かった国を挙げると、多い順にドイツ、アメリカ、日本、イタリアの順になるそうだが、ドイツなどはフランスの援助などもあってナチス政権に対抗できるほどの軍事力を備えた一大レジスタンスで、かのロンメル将軍のもっとも手強い敵がドイツ兵だったという。日本の場合でも軍部に対する抵抗勢力というのはそこそこあったのではなかろうか。それに加えて現在の価値に換算して、およそ200〜800万円も支払えば、徴兵は免れたということである。私の性格だと、村八分になったくらいでは平然としているか、むしろ静かでいいというのがあるから、まず疎開して逃亡した性質だったろう。案外ロビンソンクルーソーに近い不便な暮らしを行っていても、それが楽しいという人間も多いようである。大体一人でストレスの少ない暮らしをしていれば消費カロリーも少なくて済むはずである。自給自足に近い生活が送れるということだ。現在でも勤労者たちにろくな将来は待ってはいない。若い時に大切な思考能力を磨くための余暇を持たなかったために、退職するころにはすっかり錆びついて役に立たなくなっているからだ。思考力を失ってしまえば、自立することなど一切かなわない。かつて徴兵された者たちも長生きしていたならやはり同じようになっていただろう。どのみち、イエスのように「念じれば山をも動く」という意気込みがないとどうにもおぼつかないだろうが。

歴史学者の会田雄次氏によれば、戦時中軍部の統制が行き届いていたのは主要都市ぐらいで、ほとんどの自治体は戦争には反対であった。普段軍部の視察がないようなときは、「打倒東条内閣!」などというプラカードがあちこちに建てられていた。そうだとすると、徴兵を逃れるのも案外簡単だったのではなかろうか。今のものでも、『働かなければ生きていけない』などと信じているから働かなければならないのであって、逆に『人間は思考のみでも生きてゆける』と信じていればそれで暮らせるはずである。世の中の3分の2のものは頭の働きが弱いゆえに、残りの10分の9は自由意思のなさのゆえに世間との妥協を強いられているだけである。そのことは今も昔も同じであるはずだ。「戦争を生き抜いてきた人間は強くたくましい」などといわれることが多いが、それは半ば同情心からのことであって、実際には彼らはその他大勢の真似をして苦労してきただけである。人と同じ苦労をしたところで何も学ぶところはない。過去が美化されて見えるのは、単に過ぎ去ったことは存在しないというからにすぎない。過去は想起するだけであるから、想起の過程で様々な変容がなされる。歴史は解釈の問題に過ぎないので、幾多もの真実が生まれる。せいぜいその時々で最も確からしいと思われる根拠に基づいてそれは推測されるにすぎない。そしたその確からしさというものも時代によって変容する。科学の分野においてさえそれはいえる。大体において、ありきたりの気の利いた常識しか口にしないで他者との共存をひたすら望むものは、自分自身がひどく無能である場合が多いと思う。愚か者ほど常識を好むものだ。彼らが一掃されたところで、連綿として愚者の系譜は続く。例えば政府や東電が「原発は安全だ」などといっていると思い込んでいる連中は、よほど学力のなかった奴らで、こんな風で教科書が理解できるわけもない。多分こういった愚鈍な輩は『教科書に書かれていることは偽りである』などと思っているはずである。およそ愚物というものは問題が解決できないと「こんなひっかけ問題は実情に即していない」などといって常にその場を糊塗するのである。子供の場合であると、にこにこしてしかりつけたのでは一向に反省しないというケースに該当する。子供だとこういうのは半数よりも少ないだろうが、学ぶ力を失った大人では10人のうち9人まではこんなのだろう。

年金の件についても、政府としては以前から支払人と受取人は同じ国民ではあるが別の人間だと断っているのだから、日本政府にナチスドイツ政権のような実行力があれば、公約通りにその財源を一律に分配してもよさそうなものである。それができないで逐一国民の顔色を窺わなければならないというのは何とももどかしい。有無を言わせず政策に取り掛かることのできる独裁政権の登場が待ち焦がれる。ナチスのような暴力的独裁政権であっても、初期の数年間というものは経済政策面において相当の成功を見た。だから麻生氏が「ナチスに学ぶべきだ」というのは、素直にそのまま受け取ってもよいのである。そもそも基本的に社会主義政権(*)なのだから、富裕層に重税を課して平民層に還元するなどのことをしていたから、最初から国民に人気はあった。しかし、国民の支持を得るにつれて福祉政策を充実させるなど、彼らにおべっかを使うようになったのが墓穴を掘る原因となった。すなわち、国民の言うなりになって、先の大戦でひどい目にあったフランスに仕返しをすることになった(**)のだが、そこから転落が始まったのである。だから国民の意見など聞かないほうがよいのである。民主主義が最悪で、なぜこのシステムが世界的に普及しているかというと、それが富裕層にとって安全な策であるからに他ならない。ただそれだけのことだ。

(*)ナチスが社会主義政権であったことはあまりに知られていない。そもそもヒトラーとスターリンは理念を同じくする部分も多かったらしく、双子のように似通っていたという。それゆえ緊密な期間も長かったが、最終的には大げんかすることになった。その結果だけ見て、ナチスは右翼だなどといわれているが、とんでもない誤りである。現在、ソ連と並んでひたすら悪しざまにいわれるのは、2度と彼らのようなプロレタリアート政権を作らせまいとする資本家層の企みといってよい。

(**)第一次大戦以降(a)に限ればおもにフランスに対する憎悪だろうが(例のハイパーインフレもフランスのアルザス占領が原因)、30年戦争(1618−48)以来ドイツは近隣諸国から搾取のされ放題であった。特にナポレオン戦争以降フランスへの嫌悪感が極度にドイツ国民の間に広がった。日本のようにとってつけたような誰も信じようとはしないアジア解放の理念などとは全く異なる。憎悪と復讐心に満ちた報復がドイツのとった道だ。日本と比較すればずいぶんと国民からの自発的な暴動に近い。日本の場合はただ自己の利権の拡大をたくらんだものでしかない。アジア解放のプロパガンダは、ABCD包囲網が石油備蓄のための国内宣伝に過ぎない虚報だったのと同様に、兵士の士気を鼓舞するための単なる宣伝工作に過ぎない代物であった。そうした戦前の単純な大衆操作に未だに欺かれている愚か者もいるわけである。もっとも、毛沢東などはアジア解放の理念は古くから日本に存在していたとみているような節もあったが、それは自国の人間の代わりに外国の人間を粛清するという理念に他ならないものであった。「きけわだつみのこえ」などにも、『われわれの行おうとしていることは大規模な粛清に他ならないのではないか』という一兵卒の手記が載せられているらしい。

(a)ノルマンディー上陸の数日後、突発的だが用意周到に計画された「オラドゥールの惨劇」において、脱出できた10名ほどの者を残して、全村民に近い642人が、機関銃を乱射されたり、手りゅう弾を投げつけられたりされて虐殺された。これなどはフランスに対する怨念の仕業といえるだろう。

少し詳しいことを知ろうと思って、本を注文したのだが、なかなか届かない。その間ネットを物色していると、『私たちはなぜ働くのか』という面白そうな本が目に留まったので、こちらもさっそく注文した。従来のマルクス入門書は基礎の部分についてあまり書かれていなかった。そのことを詳しく追及したらしい。こっちの方が事大に見えてきたので、まずはこちらを片してからにしようという気になった。



硫黄島の戦い1945 [ デリック・ライト ]
楽天ブックス
海兵隊が掲げた星条旗 オスプレイ・ミリタリー・シリーズ デリック・ライト 宮永忠将 大日本絵画発行年


楽天市場 by 硫黄島の戦い1945 [ デリック・ライト ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル





硫黄島決戦 [ 橋本衛 ]
楽天ブックス
光人社NF文庫 橋本衛 潮書房光人社発行年月:2001年08月 ページ数:293p サイズ:文庫 I


楽天市場 by 硫黄島決戦 [ 橋本衛 ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
硫黄島の戦い 森の散歩/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる